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SCHWESTER PIANO
(協信社ピアノ製作所)
1929年、日本/東京都蒲田→1978年、静岡県磐田市
松崎妙、松川賢一、小原太作の3人の技術者によって創業
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1929年(昭和4年)、東京都/蒲田市、協信社ピアノ製作所でシュベスターピアノは誕生しました。
ピアノ生産といえば浜松ですが、シュベスターのように、浜松と別の発展を遂げたピアノメーカーも数社あったようです。
創業の年に作られたシュベスター第1号機は、田園調布の病院に納入され、現在は武蔵音楽大学博物館に展示されています。
1978年(昭和53年)に、静岡県磐田市に移転。
「手作り」にこだわり、日本国内唯一の手作りピアノで、完全受注生産で作られています。
ベーゼンドルファーをモデルに設計されているので、弦の張力が低く、ピアノ全体にかかる緊張力も軽減されているので、支柱や響板などに経年変化が少ないそうです。
シュベスター(Schwester)は、ドイツ語で「姉妹」です。
借りたピアノ
■2015年7月20日 神奈川県茅ケ崎市
■機種:SCHWESTER G60
■製造番号:446285 (1969年、昭和44年製造)
※シュベスターは製造番号の最初2桁が製造年(昭和)
■部屋の広さ:不明 (広い)
古いためか、高音の方は特に、ピアノの音色の他に金属音の上澄みのような音がします。
(ん?調律があってないだけかも…)
1音の面積が広いというか、1つしか弾いてないのにたくさんの音が聞こえます。
(やっぱり調律が合ってないだけかも…)
和音で弾くと、調和しないです。
(調律、合ってないよね…)
ちょうど調律前で弾きにくい時期だったそうです。
お店のスタッフの方は「期待外れだったかも」と、おっしゃってくださいましたが、充分楽しめました。
一度オーバーホールされているそうです。
そうやって長く使っていらっしゃることが素晴らしい!
ピアノを展示販売しているお店の練習室では、そのピアノは商品であったり広告でもあるので、毎朝チェックをしてこまめに調整されていると思いますが、完全にレッスン室として使われている所ではそうはいきません。
それはそれで、ピアノの本来の姿でもありますし、どんな使われ方をされているのか薄っすらと見えたりして面白いものです。