妹は忙しくてなかなか遠出できないので、私が1人で京都や大阪へ偵察に行くこともありましたが、妹に勧めようと思えるピアノに出会えず…
方向を変えて岐阜県へ探しに行くことにしました。
岐阜県内のヤマハ特約店のホームページに、中古1987年製のヤマハU30Wn(背が低いタイプの木目のアップライトピアノ)が40万円台の価格で載っていました。
ホームページでは「展示中」「試奏可」とのことなので、妹と予定を合わせて一緒にお店へ。
店頭に見当たらず、「ホームページに出ていた木目のピアノを見たいのですが」と言うと「それはもう売れてしまいました」と…
ピアノを見に行く時は、事前に電話で在庫確認をしてから行きましょう。
そのお店の1番奥に木目のピアノを発見。
現行モデルのヤマハYUS1Wn(背が低いタイプの木目)です。
弾いてみると、背が低い割に音が豊富に出てきます。
鍵盤の感じはとても弾きやすく、音色はまろやかでちょうど私や妹好み!
お値段、850,000円(税別)。
店頭展示品で、かなりお買い得になっていると思います。
新品だと、ヤマハの希望小売価格が1,050,000円(税別)です。
ちなみに、黒色の鏡面艶出しの場合(YUS1)の希望小売価格は870,000円(税別)。
中身が同じでも、木目にするために180,000円もかかるのですね。
見た目も音も弾き心地も全く問題ないのですが…
これは、予算オーバー。
もともと中古のアップライトピアノで良いものをと考えていたので、現行商品を買えるお値段までは用意していません。
悩みつつ、帰りにショッピングモールへ。
楽器店がピアノの催事中で、木目のアップライトピアノもあるとのことで寄りました。
ヤマハの木目のアップライトピアノがありましたが、先ほどのYUS1Wnには完敗。
いくら価格が予算内でも、音が気に入らなければ買えません。
音が飛び散ってしまう吹き抜けの場所、店内のBGMも聞こえるし雑音だらけの場所。
こういう所では、ピアノの音(空間の響き)を良い音に作り上げることは難しいですし、ゆっくり落ち着いてピアノの音を聞いて選ぶのも難しいです。
何より、家で壁際にピアノを置くのと全く違う環境なので、どうもここで1台を決めようという気にはなりません。
予算オーバーでも気に入ったピアノを買えば後悔はないはず。
かといって、いくらでもピアノにつぎ込めるわけでもなく。
どうする?どうする?
もう一ヶ所だけ見て、これ!と思うピアノに巡り会えなければ、展示品のYUS1Wnにしようという感じです。