ミュージアム前はすごい人だかり。
整理券を配布されていて、すぐには入れません。
何故そんなに人気なの?と思ったら、田中達也さんは、朝ドラ「ひよっこ」のオープニングを手がけていた方だそうです。
私は「ひよっこ」一度も見ていないので、存じませんでした…
ただ、展示内容が面白そうだなーと思って立ち寄ったのです。
日用品や食材とミニチュア人形で作品が出来ていて、洒落の効いた面白い世界が広がっていました。
なんと、写真撮影OK!
作品の中には、音楽を題材にした物もありました。
「隠れた名曲を掘り起こす」
楽譜から八分音符を引っこ抜いて収穫中。
「ナットくのドラムプレイ」
ナットがドラムに。
「私ひとりでは何もできない」
ト音記号がチェロのようで、ヘ音記号はハープのよう。
入ってすぐのメッセージでハッとさせられました。
子どもの頃のごっこ遊びでは、いろんな物を見立てて遊んでいましたよね…
小学校の工作の時間なんかも、ストローや爪楊枝や箱を使って、想う世界を作っていたり。
大人になると、ストローは飲み物を吸うために使う物、ナットは締める物、そうとしか見えなくなっています。
毎日見る八分音符、引っこ抜かれたり飛び越えられたり…
いつまでも柔軟な発想で、ユーモラスに過ごしたいなーと実感した展覧会でした。