『ボレロ 永遠の旋律』を観てきました。
1分の旋律を17回繰り返した17分の曲。
映画がどうこうの前に、まず、ボレロって17分もあったのね!という驚き。
体感5分くらい?
あのリズムはピアノでは弾きにくい…
楽器が入れ替わり立ち替わり、だんだんバージョンアップしていくから面白いわけで、ずっとピアノの音色で旋律を繰り返し続けるのもどうかと思います。
ピアノソロの編曲にも会いませんし、弾いてと言われることもなく、ピアノでは残念ながら深く触れることがほぼないのです。
ラヴェル本人は気に入っていなかったボレロ。
バレエダンサーのイダが踊ったボレロなら、確かに私も嫌いになりそう…
ラヴェルの記憶で過去に行ったり現在に戻って来たりするので、何も知らずに見ると難しいかもしれません。
「亡き王女のためのパヴァーヌ」や「道化師の朝の歌」、ずっと音楽が流れているのに静かな映画。
ラヴェル、タバコ吸いすぎ!
ずっと吸っています。
繊細な性格で神経質、生きるのは大変だったのだろうな〜と。
物語は劇的に動いたりはせず、何だかずっとローテンションで鬱っぽい感じがするのです。
当時のフランスのお家のインテリア、服装、素敵でした。
今まで流行りの物も含めて映画に興味がなかったので、映画のチラシが届いてもほとんど気にすることがありませんでした。
「BOLERO」と書かれて、指揮者にオペラ座のチラシ。
少し小さなチラシ。
演奏会のチラシはA4ですが、映画のチラシはB5サイズです。
映画か〜見てみたいな〜と思い、どこで見られるのかと調べてみると、当たり前ですが、映画館。
映画館というのはショッピングセンターの中にあるものだと思っているところがありましたが、これが上映されるのは昔の商店街の中のようなところに存在する古めかしい映画館ですね。
残念ながら滋賀県にはなく、隣の岐阜か京都へ遠征です。
こうやって音楽を題材にしたものから、映画に出会いました。
自分の興味があることが違う分野にくっついて、世界が広がっていくのが楽しいのです。