「オルガン・ピアノの本」の3巻に「バグパイプ」という曲があります。
その曲を小学生の生徒さんが何人も、「バグったパイプの曲」と言うのです。
コンピューターの誤動作のことを「バグ」と言い、それを動詞にして「バグる」と言います。
理解のつかないおかしな様子や、壊れて上手く動かない様子を見て「バグってる」と言います。
生徒さんは、この曲を壊れたパイプの曲と言うのです。
「バグパイプ」は、壊れたパイプのことではありません。
バグパイプは、袋状の管楽器で、スコットランドの代表的な民族楽器です。
リードが取り付けられた数本のパイプが数本あり、それがバッグにつながれています。
そのバッグに溜めた空気を押し出して、リードが振動することによって音が出る楽器です。
奏者は、タータンチェック柄の巻きスカートのような「キルト」と呼ばれる民族衣装を着用しています。
そして先週、ある生徒さんが、このバグパイプの絵を見て、「リコーダーがいっぱい突き刺さっている!」と言っていました。
子どもにはそう見えるのか~と感心しましたが、確かにそんな感じですね…