「ねこふんじゃった」を弾きたい!と生徒さん。
素晴らしいのが、きちんと楽譜を持って来られたこと。
遊びたいのではなく、この曲でレッスンを受ける!と思って来てくれたのが嬉しいです。
そして、楽譜を買って製本して持たせてくださったお母様が素晴らしい!
ピアノのレッスンは楽譜を読むというレッスンでもあります。
だから、楽譜を持ってくるというのは、レッスンをきちんと受けますという一つの姿勢の表れでもあります。
フラットが6個、変ト長調。
黒鍵が多いからこそ、覚えやすくて弾きやすいですよね。
「ねこふんじゃった」は誰かに教えてもらって弾けるようになる人がほとんどで、楽譜を読んで弾いた人は少ないと思います。
もちろんこの生徒さんも、楽譜を読んでいるわけではなく、ご家族かお友達に教えてもらったのでしょう。
楽譜と違うところが何ヶ所か。
音楽的におかしな音のところは直さなければいけません。
でも、口承された音楽にはたくさんのバージョンがあるものです。
いろんな弾き方があるので、楽譜と違うところがあっても良いのかもしれません。
遊び弾きの時は自由に弾いていましたが、一回弾いてみてと言うと、暴走せずにきちんと落ち着いて弾いてくれました。
それも素晴らしいことです。
超高速演奏も良いけれど、上質の「ねこふんじゃった」を作り上げてくれると嬉しいです。