身内の話ですみません。
レッスンとレッスンの間の空き時間、年少の甥がピアノのレッスンを受けたいとレッスン室にやってきました。
一緒に遊びたくて来たのだと思っていました。
何となく一緒にピアノを鳴らして過ごしました。
数日後、また甥がやってきました。
レッスンを受けに来たと言います。
甥は、生徒さん用のピアノの方に自分で足台をセットして座りました。
プリントを1枚印刷してドレミのシール貼りをさせてみました。
遊びに来たのかと思っていたら、きちんとレッスンを受けています。
他の生徒さんと同じように、連絡帳と練習カードを用意して渡しました。
そしてシール貼りのプリントを1枚宿題として渡してみました。
生徒さんが来たので、今日はここまでと言うと、もっとやりたかったと怒って帰りました。
数日後、またまた甥がやってきました。
宿題のプリントはきちんとできていました。
この日はドレミの色塗りをさせてみました。
ドは赤色、レは黄色、ミは緑色で塗ります。
ドレミの話をすると、家で教えてもらったと言って、ドレミファソラシドを私に教えてくれました。
お兄ちゃんに教えてもらったそうです。
ところで、甥は最近、家に帰ってからも、ずっとこども園の青い帽子をかぶったままでいます。
遊んでいる時も取りません。
取らないの?と聞くと、取らないと。
ピアノの時もかぶっていたので、レッスン中は帽子は取ろうねと言うと、すんなりと取っていました。
もしかしたら、きちんとレッスンというものをわかっているのかもしれません。
甥の母親に、きちんと習うつもりならテキストを買ってあげてと伝えました。
それで、母親は本人にピアノをしたいのかと聞いたそうです。
すると甥は「したい。してるの。」と答えたそうです。
してるの!
確かにもう始まっています。
何回かのレッスン、本人は真剣に受けていたのですね。
遊びだと思っていて、申し訳ないです。
身内にレッスンするつもりはないのですが、本人が楽しくやっているうちは付き合ってあげても良いかなと思っています。
この「レッスン」の後、五線ノートの後ろに付いているドラえもんのシールを、楽譜の裏表紙に一生懸命に貼っていました。
こういうシールを贅沢に躊躇なく貼ってしまえるの、羨ましいです。
私はもったいないと思ってしまってなかなか使えないのです…