2018年3月21日

ファのシャープはソのフラット

ねこ ふんじゃった~ ねこ ふんじゃった~

黒い鍵盤から始まるこの曲。
ピアノを習っていない人でも、一度は弾こうとした経験があると思います。
テンポも良く、それなりに音数があり、手を交差したりして見た目も良いので、弾けるとちょっと楽しくてかっこいいのです。

楽器店に勤めていた頃、土日になるとピアノ売り場から延々と聞こえる得意げな「高速ねこふんじゃった」。
弾いているのは、立って弾くくらいがちょうど良い高さの小さなピアニスト。
速く弾けることだけが上手なことではないとわかるのは、大人になってから…

「ねこふんじゃった」を楽譜を読んで練習した人はいるでしょうか。
友達や家族から聞いて、鍵盤の位置を覚えながら弾けるようになった人が多いと思います。

黒鍵が多いので、楽譜にすると相当な数のシャープやフラットが付きます。
そういえば、「ねこふんじゃった」って何調?
嬰ヘ長調(ファのシャープ)か、変ト長調(ソのフラット)か…
ファのシャープとソのフラットは「異名同音」と言って、ピアノで弾くと同じ鍵盤になります。


私が「ねこふんじゃった」を教えてもらって弾けるようになったのは、小学生の頃だったと思います。
ここの鍵盤を押さえるという覚え方だったので、ドレミは意識していませんでした。

そのうち、最初の音がミのフラットであることがわかります。
(レのシャープかもしれないとは思いもしなかったのでしょう。)
ピアノのレッスンで最初に出会う黒鍵は、だいたいファのシャープかシのフラットです。
調号が少ない順に習いますので、ソのフラットよりもファのシャープの方が先に出てきますし、レのシャープよりもミのフラットの方が先に出てきます。

まだ私に調性の知識がなく、音階もきちんと理解できていない頃に覚えた曲。
ですので、ねこふんじゃったのドレミは「適当」に付けられました。
今でもドレミで歌おうとすると、嬰ヘ長調と変ト長調が混ざり合って歌われるのです。

ミレ ↓ファ ↑ファッ ファッ
ミレ ↓ファ ↑ファッ ファッ
ミレ ↓ファ ↑ファ ↓レ ↑ファ
↓ド ↑ミッ♯ ミッ♯

「ミレ」の所は変ト長調。
それ以外は嬰ヘ長調。
最後の「ミッ ミッ」がミのシャープになっているのは、きっと大きくなってからそこだけ嬰ヘ長調に直されたのだと思います。
当時は、ミのシャープなんて知らないから、ただのファだと思っていたはず…

今更、1つの調に訂正して覚え直そうとは思いませんが、気持ち悪いと言えば気持ち悪い。

変ト長調か、嬰ヘ長調か。
正解はわからず。

楽譜にすると…
嬰ヘ長調の楽譜(調号はシャープが6つ)


変ト長調の楽譜(調号はフラットが6つ)


どちらも調号(楽譜の左の方に書かれているフラットやシャープ)がたくさん。
もし、これを読んで弾きなさいと言われたら、ゾッとする人が結構いるのではないでしょうか。

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