白い鍵盤を触りながら、ある生徒さんが言いました。
昔、ピアノの白鍵には象牙が使われていました。
現在のピアノの白鍵は象牙に似せた素材で作られています。
レッスン室のピアノは1998年に購入した、ヤマハのグランドピアノC3。
カタログが残っていました。
白鍵はニューアイボリー白鍵(ヤマハが開発した人工象牙鍵盤)と書かれています。
触り心地はツルツルではなく、少しざらつきがある感じ。
経年劣化で黄ばんだりするそうですが、うちのピアノは、黄ばみはひどくありません。
ピアノのメーカーや機種・年代によって鍵盤の素材は違います。
「家のはツルツルやで。」
生徒さんのお宅のピアノの白鍵はツルツルの素材なのでしょう。
そして、レッスン室のピアノの黒鍵には、生徒さんのお宅の黒鍵には無い窪みがあるそうで、本当によく見ていて感心です!
現行商品の同じくらいのモデルだと、アイボライトという素材が使われているようで、バージョンアップした人工象牙だそうです。
次回のレッスンで、鍵盤の感触を確かめてくださいね。