生徒さんが、練習曲を弾き終わったあと「最後、何か凄く響いた…」と言いました。
曲の終わりでどんどん高い音へへ上がっていく曲です。
ダンパーがない高音域では、演奏者が音を止めることができないので、弦の振動が自然に止まるのを待つしかありません。
弦の振動を抑え音の響きを止める役割をしているダンパー。
何もしていない状態では、ダンパーは弦の上にくっついています。
押さえられている弦は振動することができません。
鍵盤を押すと、このダンパーが弦から離れて弦が解放され、ハンマーに打たれた弦は振動して、ピアノの音が出ます。
ピアノの音は弦の振動です。
弦の振動が弱くなるにつれ音量もだんだんと小さくなり、弦の振動がなくなると音が消えることになります。
この弦の振動の収まりよりも早くに音を消したい時は、鍵盤から指を離してダンパーを弦まで落とし、弦の振動を止めます。
すると、ピアノの音が止まります。
ハンマーで弦を叩く加減によりますが、低音から中音域は、何十秒も音が伸びます。
ダンパーを解放した状態でどんどん鍵盤を押していくと、次から次へと音が重なって増幅し、場合によっては濁ります。
ですが、高音部の弦はとても短く、振動が早くに収まってしまうため、ダンパーが付いていません。
音が消えなかったのがわかったということは、よく聞いて弾いているのですね。
きっと上手になりますね!

