2016年12月14日

≪まごいちピアノ日記 No.001≫ C.BECHSTEIN (GP)

2014年6月のこと。
ベヒシュタインを弾いてみたい!と探したら、近場ですんなりと見つかりました。

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C.BECHSTEIN
(C.Bechstein AG)
1853年、ドイツ/ベルリン
カール・ベヒシュタインが設立
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創業者のカール・ベヒシュタインは、プレイエル、ペロー、パープ、クリーゲルシュタインなどのピアノメーカーで働きながらピアノ製作を習得し、27歳でベルリンにピアノ工場を設立します。
1867年には、ベヒシュタインのピアノは最上級の品質と言われ、世界中に知れ渡るようになります。
1930年代には世界恐慌の打撃を受け、また、第二次世界大戦では工場が破壊され、設計図、資料、材料や製造機械、熟練した職人などを失いました。
1963年に、アメリカのボールドウィン社の傘下に売却されますが、1987年にドイツのピアノ製造マイスターのカール・シュルツェが経営権を買い取り、ベヒシュタイン本来のデザインと技術で再び高品質のピアノとなります。
1997年には株式会社(C. Bechstein AG)となり、ツィンマーマン(ツィンメルマン、Zimmermann)とホフマン(W. Hoffmann)を買収、ベヒシュタイングループを設立し、べしシュタインは、もっとも優れたピアノメーカーとなりました。


借りたピアノ
■2014年6月15日 大阪市北区
■機種:ベヒシュタイン D-280
■製造番号:189421 (2001年以降製造)
■部屋の広さ:20畳

借りられるのは、ベヒシュタインのフルコンサートピアノ。
初めて弾くベヒシュタイン、肉厚で温かみのある音。貫禄あり!

タッチの加減と同じだけの音量がそのまま出てくるので、すごく気を使います。
これって当たり前のことのようで、中々そうではありません。
今生産されている国内メーカーの機種は、誰が弾いても上手に聞こえるように作られていたりします。

時代の流れか、ラクに良い音を出せるのが良いピアノのようになっていますが、ベヒシュタインは、絶対に楽に弾けるピアノではないです。
ベヒシュタインのようなピアノが、本当に良いピアノと言うのだと思うのです。

弾き方が悪いところを、ピアノが勝手に調整して良く聞かせてくれるということがないので、ピアノにどんどんダメ出しされる気分で、ちょっと凹みます…
直すところがいっぱい見つかりました。

ベヒシュタインは正直者。
ベヒシュタインで上手く弾ければ本物です。

【まごいち音楽教室】
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