2016年12月20日

≪まごいちピアノ日記 No.002≫ Boston Piano (GP)

スタインウェイの第2ブランドとして作られているボストン。


設計はスタインウェイですが、製造を他者(河合楽器製作所)に任せることにより、コストダウンを図り、スタインウェイよりも廉価となっています。


スタインウェイ設計で、中国で製造している、エセックスというブランドもあります。

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Boston Piano
(Steinway Musical Instruments Inc.)
Steinway&Sonsの第2ブランド
1991年設計
河合楽器製作所がOEM生産
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借りたピアノ
■2014年6月15日 大阪市北区
■機種:ボストン GP-178PF
■製造番号:173820 (2000年代以降製造)
■部屋の広さ:7m2

ボストンピアノは、脂肪たっぷり、音はもごもご…
音量がそこそこ出るというか、出てしまうというか、制御しにくいというか…
特に低音は重音で弾くと響きが全くわからなくなってしまいます。

部屋が狭く、ピアノと壁が近すぎるせいもあると思います。

それなら、屋根を閉めて弾けばいいものを、せっかくボストン弾けるんだし~!と、私は屋根全開で弾いたのです…


ピアノから出た音は、壁にぶつかると跳ね返ってまたこちらへ戻ってきます。
ここのボストンのお部屋では、必要以上にたくさんの音が耳に届いてしまうのです。

音というのは、空気の振動です。
ですので、ピアノから出た音が響く空間も大切です。
ピアニストは、空間の音を聴きながら演奏します。

部屋の中の状況、床の素材や、家具、カーテンなどでも音の響きは変わってきます。
狭い部屋に大きなグランドピアノを入れるなら、吸音パネルなどで、調整する必要性があるかもしれません。

だからと言って、部屋が広ければ広いほど良いかって言ったらそうでもなく。
部屋の大きさとピアノの大きさ、バランスが大事です。

もうちょっと広いところでボストンを弾けるところを探します…

【まごいち音楽教室】
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