たぶん、1,000円くらいでした。
長さが異なる細い金属の棒が並んでいて、それを親指で弾いて(はじいて)演奏することから「親指ピアノ」とも言われます。
私が持っているカリンバの金属の棒には、アルミを切って輪っかにしたようなものがついていて、棒を弾くとその振動でジリジリジリといいます。
下は、板だったり、木箱だったり、缶詰の缶のこともあります。
形や大きさに特に決まりはなく、いろんなデザインの物を見かけます。
棒の数もいろいろです。
金属の棒の長さを整えれば、西洋音楽の音階を作ることもできますが、本場のものは、それぞれの長さ(ピッチ)にも決まりがないようです。
鋭くなく、温かみのある落ち着いた音が出ます。
親指で棒を弾くので、あとの4本の指は木箱に添えられているのですが、木箱からの振動が指から身体にまで伝わり、とても沁みます。
カリンバについて少し調べてみると、オルゴールの原型となった楽器なのだそうです。
カリンバは、金属の棒を弾いて出した音を、下の木箱が増幅させています。
オルゴールも同じです。
オルゴール自体の音は、とても小さく、細く弱いものです。
外箱は、オルゴールの振動を受け取って音を増幅させるスピーカーのような役割をしています。
私たちが弾いている「ピアノ」も同じで、ピアノの弦の振動を響板が受け取り一緒に響くことで、大きな音が出ています。
ポロン ポロン ポロン
「これ、宇宙人と交信してるみたいな音やなー。」
ポロン ポロン
「どうしよ~。宇宙人から返信送られて来ても、解読できんわ…」