2017年11月23日

カルパッチョ ドルチェ ノード

「カルパッチョは?」
「え?カルパッチョ?どこ?」
あるお店で耳に入って来た、知らない人たちの会話です。

海の幸のカルパッチョ。
私が大好きな食べ物。

で、「カルパッチョ」という単語に反応した私。
いいなー。
食べたいなー。

カルパッチョ…
カル パッチョ…
カロ ラッチョ…
Caro, laccio?
そして、その後、私の頭の中で繰り返される音楽。

カルパッチョ(Caro, laccio) ドルチェ ノード
ケ レガスティ レーガーーースティ
ケ レガーーースティ なんちゃら こーーちゃらー
カルパッチョ(Caro, laccio) ドルチェ ノード
カルパッチョ(Caro, laccio) ドルチェ ノド ケ レガースティ
ミレレード ドーシシラ ラシララソラシ ラソファーミミ

旋律も伴奏もしっかり覚えているのに、歌詞はうろ覚え。
歌詞がわからないところを「なんちゃら~」やドレミで乗り切り、Caro laccio(カロ ラッチョ)はカルパッチョに置き換えられ、エンドレスで頭の中を支配したのでした。

高校生の時、声楽のレッスンで歌った、イタリア歌曲集の中の1曲「Caro, laccio」。
この曲は、まるで歌詞を朗読したものをドレミにおこしたような自然な旋律です。


覚えていなかった歌詞が気になって、久しぶりにイタリア歌曲集を開いてみました。


書いていることは真面目なのですが、字が遊び字。
ふざけていたのか、これを可愛いと思って書いていたのか…
そして、伴奏譜にも書き込みがあるので、誰かの試験の伴奏をしたのでしょう。

巻末の歌詞対訳ページを見てみると、単語ひとつひとつに意味(訳)が書いています。
そう言えば、声楽のレッスンのために辞書を引いたことはなかったかも…
何て優しい楽譜!


1回歌って、「Caro, laccio」については、満足。
カルパッチョを食べたい欲求だけが残っています。

ちなみに、「カルパッチョ」という料理名は、イタリアの画家ヴィットーレ・カルパッチョ(Vittore Carpaccio, 1465年頃~1525年頃)の名前からきているという説があります。

カルパッチョに生の魚や貝を使うのは日本発祥で、もともとは、生の牛ヒレ肉を使う料理だそうです。
お肉のカルパッチョ?
見たことないです。

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