ハ長調から始まり、ヘ長調、ト長調…
長調も短調もどんどん増えていきます。
最初は1つだったカデンツの宿題が、2つになり、3つになり、6つになり…
増えるだけでいつまでも終わらない宿題です。
はじめのうちは、ドレミを言いながら、そして必ず楽譜を見ながら弾いてもらいます。
口はドレミを言う、目は楽譜を見る、手はピアノを弾く、耳は音を聞く。
4つのことが一度にできるかな？
いつまでもドレミを言いながら弾いてもらうわけではありませんが、さすがに毎回同じことをしていると飽きてくるもの。
もう覚えてるからノート無しで弾くわ！
今日は高い所で弾くわー！
ペダル踏んで良い？
今週、新しい調が増えることになった生徒さん。
イ短調です。
左手で音を確認しながら、右手でメロディーを作って弾き始めました。
ⅠⅣⅠには、ララソ♯ソ♯ラ～、ⅠⅤⅠには、ララシシラ～
気に入ったようで、何度も弾いてくれました。
そしてまた今週。
「カデンツをアレンジしてきたので、それで弾いていいですか？」という生徒さん。
カデンツをアレンジ？
どうやってアレンジするのだろう…
付点のリズムで楽しく弾いてくれました。
無駄話も冗談も言いますが、弾くことに関しては割と真面目にレッスンしています。
どんどん上達して欲しいので、課題は次から次へと出てきますし、なかなか合格にならない時期もあります。
それでも、生徒さんが自分で楽しみを見つけながらピアノを弾いていてくれるので、私はとても助けられています。
そして、楽しみを見つけることができて自分の考えた通りに弾くことができる生徒さんを見ながら、恐らく今のレッスンの方向が間違っていないのだろうという、少しの自信をもらっています。
また面白いことを考えついたら教えてね！
