コンクールと言っても、予選・本選があるような本格的なものではなく、年齢の制限もありません。
そして、ある程度の年齢までは課題曲があるコンクールが多いですが、今回挑戦しようと思っているコンクールは完全に自由曲。
クラシックでなくても良いくらいの、堅くないコンクールで、発表会のような雰囲気でもあります。
レッスンで、コンクールで弾く曲を一緒に考えました。
前回、いくつか候補をあげてみましたが、決めかねている様子。
曲の選択肢は膨大。
ただ、演奏時間の制限はあります。
持ち時間は4分で、4分を超える曲も演奏可能ですが、チーン！とベルが鳴って切られてしまいます。
発表会形式なら最後まで弾きたい…
4分以内で弾ける曲は世の中にたくさんあります。
ですが、その中から生徒さんが完成させることができる曲、そして、生徒さんの魅力を引き出せる曲か、仕上げることで勉強になる曲か、となると、大変です。
良い曲が見つかって提案したとしても、生徒さんがそれを気に入ってくれなければいけません。
目指す方向によりますが、今回の場合は、嫌々ながら練習するのは良いことではありません。
さて、今回の曲選びですが、更にいくつか候補を出したところ、一つ生徒さんが気に入った曲があり、無事に決まりました。
ショパンのワルツ。
私も子どもの頃に弾きましたが、当時は上手に弾けない部分がたくさんあって、あまり好きな曲ではありませんでした。
今弾くと、とても良い曲だと思います。
子どもの頃に弾けなかったところが難なく弾けてストレスがないということもありますが、子どもの頃にはわからなかった「渋み」のようなものを曲から感じます。
歳を取るとわかってくる良さもありますよね。
これで良いか…、や、これなら弾ける…、ではなく、これは弾きたい！と思う曲。
素敵に仕上げてくれると思います。
次のレッスンが楽しみです。
