2022年1月29日

≪今週のレッスン Vol.216 1/29≫ 「スケルツァンド」とは?

新しく『ブルクミュラー25の練習曲』を始めることになった生徒さん。
今週、1番の「すなおな心」が宿題でした。
次は2番の「アラベスク」。
とても有名で、みんなが弾きたがる曲です。



ブルクミュラーは、今まで使ってきた教育用のテキストとは違い、「楽譜」です。
今までのテキストには、新しい記号や用語が出てくるとページ内に解説がありましたが、ブルクミュラーの楽譜にはありません。

「すなおな心」は合格して、次の曲にとりかかります。
〇〇ちゃん、インターネット使える?と聞くと、当たり前でしょうといった風に「使えるけど」と。
それならば、楽譜の中に書かれている用語で知らないことを調べてくるのが宿題です。
インターネットで調べてOKです。

インターネットを使うのは~、と云々言う意見もあるかもしれませんが、道具は使いよう。
YouTubeで演奏を聞いてお手本にするのは少し危険な面もありますが、音楽用語を検索するのに「正しいかどうか見分ける力が…」なんていう煩わしい話は必要ないと思います。
便利な物はどんどん使っていけば良いのです。

私が学生の頃はインターネットが普及していませんでしたので、わからない音楽用語が出てきたら、楽典や辞書で調べていました。
大抵は、良く出てくる用語をまとめたプリントを見て調べていましたが、フランス語やドイツ語が出てくると載っていません。
図書館へ行って辞書を開くことになります。
いちいち行くのが面倒で、自分の部屋に辞書が欲しい!と購入した辞書は、数千円。
高かった…

そんな辞書も、今ではインターネットのお陰で開くことはほとんどありません。
インターネットの検索窓に入力するだけで簡単に読み方も意味も出てきますし、音楽用語をまとめたサイトやアプリもあり、とても便利です。

数年前に、真ん中のドから初めた生徒さん。
本当に良く弾けるようになりました。

楽譜通りに正しく弾くことはもちろんですが、ブルクミュラーは、それだけでは仕上がりません。
表現する、歌う、息づかいなど、楽譜に書かれていないことを汲み取って演奏しなければなりません。
これまでのレッスンでもそういったことはやってきましたが、ブルクミュラーで更に音楽性を身につけて欲しいと思っています。

【まごいち音楽教室】
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