2022年1月22日

≪今週のレッスン Vol.215 1/22≫ なめらか高級プリン

レッスンでは、割と早い段階でスラーとスタッカートを伝えます。
未就学の生徒さんにも伝わるもので、スラーとスタッカートを弾き分けているのを聞いて、子どもって凄いなーといつも感心しています。

さて、レッスンで、「ここはスラーで弾くといいね、スラーってわかる?」と聞くと「なめらかにやろ?」と答える生徒さん。
「なめらかってどういうことかわかる?」

「スラーで弾きましょう」という言葉は生徒さんにきちんと通じて、スラーで弾いてくれました。
でも、スラーの意味を「なめらかにやろ?」と答えてくれたのに、なめらかの意味はわからない生徒さん…

子供の語彙力は、私が想像しているよりもずっと少なくて、大人なら普通に使うような単語の意味が伝わらなかったりすることがよくあります。
「なめらか」もそうですし、楽譜に書いてありそうなこと、例えば「いきいきと」も、意外と小学生の低学年の生徒さんは知らなかったりします。

言葉の意味を伝えるために、ピアノで弾いてみせるのは容易いのに、言葉で伝えるのはなかなか難しいものです。

さて、「なめらか」の意味を生徒さんに聞くと、「ナメクジが歩くみたいに弾くこと」と、いつか私が説明したのだろうことを覚えていて答えてくれたり、「音と音を繋げて弾くこと」と楽譜の端で解説されている言葉を覚えて答えてくれたり。

そして、また違う生徒さんは、「高級プリンやろ!」と。
なるほど、高級なプリンはなめらかなのですね。
「そうやで!甘くてトロトロなんやで」と高級プリンについて教えてくれました。

別の生徒さんに尋ねてみると、「う~ん…」と悩みながら言葉を探しつつ、良い言葉が見つからなかったのか、「こうやろ?」と言いながら「なめらか」と「なめらかでない」のをピアノを弾いてくれました。

言葉で伝えるのは難しい。
でも、ピアノで弾けば伝わるかもしれない。
ピアノが弾けるということは、伝えるための武器を人より一つ多く持っているのだと思っています。
すごいことですね。

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