2024年1月20日

≪今週のレッスン Vol.318 1/20≫ メモをする生徒さん

小学生の生徒さんのレッスンでは、アドバイスや気を付けることを私が楽譜に書きこんだりメモ書きをして貼り付けたりして伝えています。

短いレッスン時間です。
本当は自分で書き込んでもらえると良いのですが、書く時間よりも弾く時間をたくさんとりたいです。

高学年の生徒さん。
レッスンの終わりに、次の宿題の曲の話を少しだけしました。
次の曲は、バロック時代の曲。
曲が作られた時代のことや、当時の演奏の習慣などを話しました。
楽譜を見ると、音符は書かれていますが、速度や強弱は書かれていません。
フレージングも書かれていませんし、スラーやスタッカートなどのアーティキュレーションも書かれていません。

どの速さで弾くか、どの強さで弾くかは自分で考えて決めなければなりません。
スラーがないからといって全てを切り分けて弾く必要はありませんし、だからといって、全てをスラーにしてしまうのも変です。
どう弾くかを決めるためには、たくさんの知識と経験が必要です。

バロック時代の曲では、ノン・レガートと言って、音を1つずつ離したような弾き方をすることがあります。
今まで弾いた曲にもそのような曲がありましたので、ノン・レガート奏法はしたことがあります。
今回の曲も興味があったらやってみてねと言いました。

すると、生徒さんは立ち上がり鞄の所へ行き、筆箱を持ってきました。
「メモしていいですか?絶対に忘れてしまうから。」といって、自分で楽譜に書き込んでいました。
素晴らしいことです。

他にも、ハノンの変奏のリズムを「ターッタターター」と書き込む生徒さんもいます。

忘れてしまいそうならきちんと自分でメモをしておく、とても大切なことですね。

【まごいち音楽教室】
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