梅田芸術劇場でミュージカル『王様と私』を観てきました。
スピーカーから出てきたヴァイオリンの音を聞いて、音響が最悪だと残念に思いましたが、舞台に集中すれば忘れてしまうのか、聞き続けると慣れてしまうのか。
気にしたのはその一時で、あとは全く気にせずに観ていました。
ミュージカルを全然知らないのと、完全に楽しむ目的でチケットを取ったので、予習もせずに客席に座り、音楽もストーリーもはじめまして。
舞台は1860年代のシャム(現タイ)。
音楽がエキゾチックで素敵でした。
アンナ役の明日海りおさん。
セリフも歌もすっきりと聞き取りやすく、お芝居も表情豊かで面白くてお上手でした。
王様役の北村一輝さん。
テレビで見る俳優さんですが、あんな声だったか?と思う独特な声の出し方でした。
そういう役作りでしょうか。
歌声は聞いたことなかったのですが、お上手でした。
まさに演じながら歌うという感じ。
音楽的に…というのではないけれど、ミュージカルですからそれが良いと思うのです。
チャン王妃の木村花代さん、ルンタの竹内將人さん、他の出演者の方もみんな上手で、全くストレスなく楽しみました。
高校生の時に音楽史の先生がおっしゃっていた「話すように歌う、歌うように話す」を思い出し、役者さんって凄いなーと思いながら見ていました。
そう言えば「Shall We Dance?」は「王様と私」の曲ですね。
曲はとても有名で知っていましたが、あまり弾くこともないので特に意識したことがなかったです。
ゴールデンウィークの最終日。
なんてことない連休を過ごしていましたが、一つミュージカルを観たというだけで、とても素敵な連休になりました。