よく練習してこられる生徒さんの楽譜には、生徒さん自身の書き込みがあります。
レッスンの中でのアドバイスをメモしているところもありますし、練習中に自分で気づいたこともたくさん書かれています。
大人の生徒さんの中には、曲の形式や調性などの分析を書き込んで来られる方もいらっしゃいます。
小学生の生徒さんには、この楽譜はあなたのものだから自分が弾きやすいように書き込んで良いのよ、と伝えています。
習いたての時期に、どうしても音が読めなくて詰まってしまうこともあると思います。
演奏を止めながら読むよりは、ドレミを書いておいて止まらずに演奏する方が良いと思っています。
ある程度の曲を弾くようになると音楽用語がたくさん出てくるので、わからないものは調べて書き込んでくるように伝えています。
学年が上がってくると、レッスン中のアドバイスを忘れないように自分から書き込む生徒さんが出てきます。
レッスンの楽譜と一緒に筆箱も出して置いていたり、「先生ちょっと待って!」と言って鞄から筆箱を取り出して書き込んでいます。
ですが、中学生になっても、忘れるなら自分で書き込んでねと言わないと鉛筆を出さない生徒さんもいます…
学校の授業のノートは漏れなくきちんと取れているか、少し心配しています。
生徒さんには、上手に弾けるように工夫をしてね、といつも言っています。
弾く練習にも工夫は必要ですが、それ以外のところでもできることはたくさんあります。
練習する時には、必ず楽譜と一緒に鉛筆を置いておくこと。
自分の楽譜です。
上手に弾くために、必要なことを自分で書き込みながら練習しましょう!