国立西洋美術館「印象派 室内をめぐる物語」
行きたいな〜と思いながら、うーん行けないよな…でも行きたいな〜、と、モヤモヤしたまま2月。
チラシの素敵な作品は、ルノワールの「ピアノを弾く少女たち」。
数年前にオルセー美術館で見たし!
それにいつかまたオルセー美術館に行くし!
今見なくても良いし!
とか思ってみたりもしますが、それでも吹っ切れず。
娘も一緒に行けば良いやん!と計画しましたが、インフルエンザが大流行…
さすがに生まれて2カ月の娘をインフルエンザに感染させるわけにはいきません。
母から娘を見ていてあげるから行っておいでと言ってもらったものの、娘を置いて行くほど価値があることなのか?となかなか優先順位は上がりません。
そうは言いつつも、娘のために自分の興味を犠牲にすることを良しと考えられるわけでもなく、結局モヤモヤしたまま、娘を母に預けて1人で東京へ行ってきました。
凄く良い展覧会でした。
攻撃的ではなく穏やかな作品たち。
日常の一コマを描いたものが多く、1つずつストーリーが見えてきます。
どれもがじんわりと沁みる作品です。
目と頭に栄養をたっぷり取り込んできました。
ピアノを弾く様子が描かれている作品がたくさんあり、何だか嬉しくなってしまいました。
ドガ 「マネとマネ夫人像」
マネ「ピアノを弾くマネ夫人」
ルノワール「ピアノを弾く少女たち」
ドガ 「ピアノを弾くディオー嬢」
カイユボット「ピアノのレッスン」
メインの素材でなくても風景として入っているピアノもありました。
バジール「バジールのアトリエ」
エティエンヌ・モロー=ネラトン「読書」
エルネスト・デュエズ「ランプを囲んで」
どれもアップライトピアノです。
生活の中に普通にピアノが存在していたのがわかります。
面白いのは、エドガー・ドガ 「マネとマネ夫人像」のエピソード。
マネの妻シュザンヌはピアニストです。
シュザンヌ夫人がピアノを弾いていて、マネがそれを聞いている様子を描いた作品です。
マネはドガが描いた夫人の顔が気に入らず、夫人の顔の部分を削除してしまいました。
少し残っている夫人の様子は、頭の中で無くなった部分を補完できるくらいピアノを弾いている格好になっていて、凄いな〜!と思って見入ってしまいました。
会期もあと1週間の頃で、混んでいるかと覚悟して行きましたが、まあそこそこくらいでした。
同じくらいに入場したお母さんと娘さんの親子。
娘さんは小学1年生くらいに見えます。
娘さんが作品を見ながら手帳にメモをしていました。
どうやら画家の名前を順番に書き取っているようです。
何で?
なぜ、模写や感想とかじゃなく、画家の名前なの?と思って見ていました。
美術館に慣れている感じでない様子の娘さんですが、わからないなりに自分の鑑賞の仕方を見つけてインプットしているのだとすれば、それは凄く良いことだと思います。
子どもには子どもの、人それぞれの世界があり、他人がこうやって鑑賞しなさいって言うものでもなく、自分で思うようにしていればそのうち彼女なりの見方を確立するでしょう。
そこに知識や経験値、いろいろなことが加わってくると、きっと見方も感じ方も変わってきます。
間違いや勘違いもあるかもしれませんが、それに気付く瞬間もまた最高です。
もしこの展覧会に私の娘を連れて行っていたら、どんな風に見て感じるのでしょう。
知識ゼロ。
そもそも人間界の経験が始まったばかり。
目もどれくらい見えているかわかりません。
壁に大小様々な四角い物が付いていて、それをたくさんの人が黙って見ている空間。
楽しめるのでしょうか。
早く一緒に美術館へ行きたいなと思いつつ、最近はご機嫌な時間はずっと何か喋っているので、これだけお喋りが止まらないと連れて行きづらいな…と心配しています。
ふらっとひとりで…とはいかなくなりましたが、これからはふらっとふたりで…
娘には何でも与えてあげたいと思うし、与えてあげるなんていうのは親の思い上がりで、娘から貰うことの方が多いかもしれません。
それを逃さずに全部キャッチしたい!
お互いに刺激し合える関係になれたらいいな〜
お土産にサブレ。
ルノワールの「ピアノを弾く少女たち」の缶。
中身はパリのエッフェル塔、ピアノや音符。
食べるのが勿体ないです…






