2025年7月5日

≪今週のレッスン Vol.454 7/5≫ 「あ!」って言わないで!

発表会の曲の練習が進んできています。
みんな上手になってきました。

レッスンで、ふいに間違えてしまい、弾きながら思わず「あっ!」と言う生徒さん。
わからなくなってしまい「ん?」と言ってしまう生徒さん。

きっと、家で練習している時に声を出したり喋ったりしながら弾いているのでしょう。
レッスンでは照れ隠しなのかもしれません。

「家でしていることは、外でも出る」
小さい頃に、私が父親からよく言われたことです。
家と外では違う、切り替えられる、と思っていても、無意識の時には普段の行動が出るもの。

お家での練習の時に、どれだけ本番を想定しながら弾けるか。
特に本番の経験が少ない生徒さんは、出てきてお辞儀をして演奏、お辞儀をして帰るまでの流れを、本番のように通して練習しておいてくださいね!


2025年6月28日

≪今週のレッスン Vol.453 6/28≫ 今年は何色?

生徒さんに「今年は何色?」と聞かれました。

うっかりしていたら、もう6月が終わりです。
発表会のプログラムを作らなければなりません。

毎年同じデザインで色を変えてお渡ししているプログラム。


何色にしようか…
パソコン上で色を変えながら悩みます。

ホールでの発表会は4回目になります。
昨年3回目ということで、大まかに流れができ、生徒さんや保護者の方も勝手をわかってくださり、運営がとても楽になりました。
それでのんびりいつも通り過ごしていたら、あと1ヶ月を切っています。

当日のご案内、チケット、プログラム、ガチャガチャの中身…
やらねばならないことがたくさんあります。

申し訳ないことですが、諸事情により、今年はプログラムのお渡しが当日になりそうです。
全員の演奏順はあらかじめお知らせしますので、ご安心ください。
あとは、当日のお楽しみということで…

2025年6月21日

≪今週のレッスン Vol.452 6/21≫ ダンパーを動かす

鍵盤を押すとハンマーが動き、そのハンマーが弦を打ちます。
打たれた弦は振動して音が出ます。
弦の音はとても小さいので、弦の振動を響板が受け取り、響板が振動することによって音が増幅されます。
これが耳で聞いているピアノの音です。

弦の振動を抑え音の響きを止める役割をしているダンパー。
何もしていない状態では、ダンパーは弦の上にくっついています。
そのため弦が振動することができません。
鍵盤を押すと、このダンパーが弦から離れて弦が解放されるため、ハンマーに打たれた弦は振動して、ピアノの音が出ます。
鍵盤から指を離すとダンパーが弦まで落ちてくるので、ピアノの音が止まります。


ダンパーは、音を止める役割をしています。

どのタイミングでどんな音を出すか、音を出す瞬間はどの演奏者も気にします。
それは、鍵盤を押すタイミングや押し方のことです。

ですが、音を止めるのも弾く人の仕事。
鍵盤を離すタイミングや離し方です。
それは、ダンパーをどのように下ろすかということです。
ピアノの音は減衰していくので、音の最後の処理まで意識が行かず、おろそかになる人が多いです。
そもそも、鍵盤の離し方でダンパーを制御する必要があると思っていない人も多いですし、それを制御できることを知らない人もいるでしょう。

調律師さんには、ダンパーできちんと音を止められるように調整していただいています。
ダンパーに、演奏する人の意思がきちんと伝わるようにしていただいているのです。

どうやって音を止めるかによって、音楽は変わります。
ピタッと四角く止めるのか、だんだん細くなるように音を減らしていくのか。

音の切れ方、余韻。
空間に放たれた音の最後を聴くことで、音楽はとても良くなります。

音を止めるのも演奏のうちということを忘れないようにしたいですね。

2025年6月14日

≪今週のレッスン Vol.451 6/14≫ 音を聴く

「音を聴いて!」
レッスンでよく言います。

出した音を聴くのはもちろんのことです。

それともう一つ、大切な音の聴き方があります。

音を出す前に、出したい音を頭の中で先に聴くのです。
どんな音を出したいのか想像して、それと同じ音を出すのです。

理想とする音を頭の中で出して、その音が出るように弾いてみます。
出た音を聴いて、理想の音と同じかを確認します。
理想の音が出たなら、その弾き方で正解です。
何か違うと感じたなら、弾き方を変えてやってみる…
練習はこの繰り返しです。

良い理想の音をもつことも大切なことですね。

2025年6月7日

≪今週のレッスン Vol.450 6/7≫ 屋根が重い…

レッスン室には、2台のピアノを置いています。
左側はC3、右側はG5E。


右側のG5が、主に生徒さん用。
音をスッキリと伸びやかに、指からの反応がダイレクトに伝わるようにしています。

もうすぐコンクールを受ける生徒さん。
曲も仕上がってきたので、レッスンの時にピアノの屋根を開けてみました。

G5の屋根が重い!

C3の奥行は186cm、G5の奥行は197cm。
奥行が少し長い分、屋根も大きくなるのですが、そんなに違うもの?
CとGで素材の違いがあるのかわかりませんが、とてつもなく重く感じました。

もしかして、私、衰えた?

もう少ししたら発表会なので、屋根を開けて譜面台も取ってしまってレッスンしたいと思います。

【まごいち音楽教室】
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