2025年10月25日

《今週のレッスン Vol.469 10/25》 移動しておいてください

パーツごとには弾けているはずなのに、通して弾くと所々で止まり止まりになる生徒さん。
そして、思えばそういう人が1人だけではなく何人もいること。

音が跳躍している場所で、毎回止まります。
前の音を弾き終わった後には休符があるので、その間に移動して次のところでタイミングを待っていれば良いものを、弾き終わった鍵盤の場所でずっと止まっています。
弾き終わった音に留まっていてもどうしようもないので、常に先へ移動しておくべきなのですが…


何も伝えなくても、できている人はできています。

次の音を弾くのに精一杯で、何かを準備しておくという余裕のないこともあると思います。

ただ、その前に、生徒さんに聞きたいことがあります。
止まらずに弾きたいという気持ち、きちんと持っていますか?

2025年10月18日

《今週のレッスン Vol.468 10/18》 予選通過おめでとう

ブルグミュラーコンクールの予選がありました。
教室からは2名が予選を通過しました!
おめでとうございます。


小学1・2年生B部門に出場した1年生の生徒さん。
とても良い音で丁寧な演奏でした。
素敵な音楽性をもっていて、自由に歌って弾くことができる生徒さんです。
滋賀ファイナルに向けて課題もありますが、更に上達してくれると思います。

小学5・6年生B部門に出場した5年生のMさん。
「ゴンドラの船頭歌」を演奏しました。
本番は音をよく聴いて、良く澄んだ綺麗な音色で弾けました。


この日の小学5・6年生B部門の出場者は4名で、そのうち3名が「ゴンドラの船頭歌」でした。
三者三様の演奏。
どの演奏も素晴らしかったです。
その中でMさんが通過することができたのは、楽譜をきちんと読み込んで正しく、その上に表現を乗せて弾いたからだと思います。

表現の幅はもっともっと欲しいですし、もっと身体の重みを自然に乗せられるようになると良いですね。

素晴らしいのは、2人ともB部門に出場して予選通過したことです。
ブルグミュラーコンクールは、それぞれの年齢にAとBの2つの部門があります。
A部門よりもB部門の方が課題曲が難しくなっています。
例えば、小学5・6年生はA部門が『25の練習曲』から、B部門は『18の練習曲』からが課題曲でした。
良く練習しました。

滋賀ファイナルは11月の終わり。
2人とも、ここからまた更に良い演奏に変わっていくと思います!

2025年10月11日

《今週のレッスン Vol.467 10/11》 ライオンをやっつける方法?

メロディーと伴奏のバランスの話。

伴奏がメロディーよりも大きくなってしまわないように気をつけてね。
それで伝わる生徒さんは良いのですが、なかなか理解できない生徒さんもいます。
理解したとしても、あまりその気がなかったり、テクニック的に難しかったりすることもあります。

なかなか伝わらない時、生徒さんにわかってもらえるように、言い方を変えたりたとえ話をしたりして何とか伝えようとしてみます。

頭まではわかっているんだろうけれども、なぜかうまくいかない男の子。

右手はきちんと全員に伝わるような大きな声でお話するように弾きましょう。
左手は「絶対に誰にも言わんといてや」と言うような話をする時に、ヒソヒソと喋る感じ…
「友達に絶対言わんといてや」と言ったことない?と聞くと、「ない。」と言われてしまいました。
もしかしてこれは女の子特有なのか?と思い、私がぼそっと「男の子はこういうことせんのか」と言うと、「女の子から言われたことならあるで」と。

大きな声で喋ってはいけないけれども、なんだか楽しそうな話でテンションは高め。
この話は、ある程度の学年の女の子には伝わりますが、男の子には伝わらないのですね…

どうすれば、男の子のこの生徒さんに伝わるのか。
つまるところ、右手はしっかりと見えていて、左手は少しその影になっている感じです。

すると生徒さん、「こういうことか?」と自分でたとえ話を出してくれました。
ここにライオンがいて、右手は肉でそのライオンをおびき寄せておいて、そのうちにバレないように左手のレーザーでライオンをやっつける。

このたとえが合っているのかいないのか、わかりません。
なんだか違うような気もします。
でもそれで弾いてみてと言うと、絶妙にバランスの取れた演奏になりました。

伝え方は相手によって変える必要がありますね。

2025年10月4日

《今週のレッスン Vol.466 10/4》 みじん切り

夕食にひたすら野菜をみじん切り。
そんなに細かく切れるの凄いなと言われました。
私に小さく切る技術があるのではなく、どこで切るのをやめるかの話であって、包丁を入れ続ければだんだん小さくなっていくものです。

どこまでするか、それは自分で決められること。
まだ納得がいっていないところがあるのにこれくらいでいいやと思って終わりにするか、まだ続けるか。

音楽においても大抵のことは自分に決定権があるように思います。
まだ練習するか、これくらいで仕上げにするか…
決定的な終わりがないので、いずれはどこかで諦めをつけるか締切を設けたりして終わらせるしかありません。

レッスンに来る前にもう一足掻きするかしないか。
1回でも多く弾いておくか、まあいっか~と大体で終わらせてレッスンに来るか。

練習中も、ただひたすら弾くだけでなく、どうすれば更に良く弾けるか考えながら弾きます。
違う弾き方でやってみる、別の誰かの演奏を聞いてみる…

どこまで自分でやっておくかで、レッスンで得られることが格段に変わることがあります。

レッスン中に良く言うのは、ハノンなどで両手の縦のタイミングを合わせましょうということです。
「ずれているよ」と伝えて次に弾く時、ほとんど全ての生徒さんが何も困ることなく合わせることができます。
できないのではありません。
するかしないか、気にして弾くかどうかです。

たったそれだけのことですが、毎回言われないと気にしない人は気にしないです。
音楽性というよりは、性格かもしれません…

みじん切りで大きめの物と小さな物が混じっていたら気持ち悪くて仕方がない…
そこまで神経質ではありませんが、何となく大きさが揃うまで切り続けてしまう、私はそういう性格かもしれません。

2025年9月27日

《今週のレッスン Vol.465 9/27》 運動会?

今週、小学1年生の生徒たちの様子が芳しくありません。

運動会の練習が始まったらしく疲れてしまっているようです。
1時間目に徒競走の練習をして、2時間目に開会式の練習、3時間目はダンスの練習と、ずっと外にいたという生徒さんも。

もう少し学年が上のお兄さんお姉さんたちはさすがに体力があるのか、そういう学校行事に慣れているのか、いつも通りに元気です。

何となくですが、運動神経とピアノの演奏、少し関係があるように感じます。
運動が良くできる人は音楽においても勘が良かったり、リズム感が良かったり、覚えも早かったり…
ピアノを弾くには体力も必要です。

来週が運動会という学校が多いようです。
お天気はどうでしょうか。
晴れると良いですね。

運動会、頑張ってね!

【まごいち音楽教室】
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