2017年1月15日

濁点が消えた!

ピアノの教則本に、ブルクミュラー 『25の練習曲Op.100』というものがあります。


練習曲というタイトルですが、単調な指の練習とは違い、1曲ごとに標題が付けられた素敵な小品曲が25曲収められています。
オクターブを弾くところが一つも無く、手が小さい子どもでも弾きやすいため、幼少期のレッスンでよく使われます。

昔のピアノレッスンでは、『バイエルピアノ教本』から始まり、ブルグミュラーの『25の練習曲』に進む、という流れが一般的だったようです。
この曲集の中でも特に有名なのは、「アラベスク(Arabesque)」、「貴婦人の乗馬(La chevaleresque)」などでしょうか。

作曲者のBurgmüller (1806~1874)は、ドイツ生まれ。
このブルグミュラー、いつからか、ブル‘ク’ミュラーと呼ぶようになっています。

これは、ドイツ語らしく読むか、英語っぽく読むかの違い。

Burgmüllerの前半部分、「Burg」を日本語に訳すと、「城、城壁」です。

ワーグナーのオペラ『ニュルンベルクのマイスタージンガー』の舞台となったカイザーブルク城(Kaiserburg)、『タンホイザー』の舞台となったヴァルトブルク城(wartburg)。
それからBurgと付くものは、J. S.バッハ作曲の『ブランデンブルク協奏曲(Brandenburgische Konzerte)』。
もしかして、Burgを「ブルグ」と濁点付きで読まれていたのは、ブルグミュラーだけだったのでしょうか…

ちなみに、ブルクミュラー、26歳でフランスに渡り、『25の練習曲 Op.100』を作曲した頃はパリで活躍していましたので、曲集のタイトル(『25 Etudes faciles et progressives, conposées et doigtées expressément pour l'étendue des petites mains Op.100』)や、1曲ごとの標題のオリジナルは、フランス語です。

タイトルなどは、日本語に訳されていますので、読み方が問題になることはあまり無いでしょう。

最近出版されている楽譜は、どれもブル‘ク’ミュラーになっていますので、濁点なしの名前が定着したようです。
ついつい口からは「ブルグミュラー」と出てしまいますが…

私は、この『25の練習曲』をピアノのレッスンで習ったことがありません。
作曲のレッスンで何曲か弾いて勉強した程度です。
ですので、私専用の『25の練習曲』の楽譜を持っておらず、必要な時には、私の母親が使っていた楽譜を使っています。



この楽譜、表紙のデザインからして既に年代物っぽいのですが、裏を見てビックリ!
何と、当時の価格が200円なのです。


現在、全音楽譜出版社の本体価格は700円。


作曲者名は、ブル‘ク‘ミュラーですね。

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