良い音を出すためには、足の裏をきちんと床に付けて重心を安定させた状態で演奏することが大切です。
足の裏が床に着かない場合は、足台(補助台)や補助ペダルが必要です。
昔、足台という存在を知らなかった私は、つま先だけを床に付けた状態でコンクールに出場し、審査員の先生から「足台を使いましょう」と講評に書かれました。
その時の講評を読み返すと、「音の処理が雑」だの、「フォルテの音が汚い」だの、散々な言われようで…
無理な姿勢も原因の1つだったのかもしれません。
間もなく足は床に着くようになりましたが、音色は変わらず…
その後、先生が変わり、姿勢や体の使い方、指の使い方を教わりました。
基礎をしっかりとレッスンしていただき、音色が美しくなり、バリエーションも増えました。
これには、約3年もかかりました…
一度癖を付けてしまうと、直すのに大変苦労します。
最初に正しい演奏の仕方を身につけることが大切です。
ペダルを使う場合は、補助ペダルというものがあります。
補助ペダルを用意する時は、そのピアノで使用可能かをよく確認しなければいけません。
昔、私が勤めていた楽器店のレッスン室には、外国製のピアノが置いてありました。
レッスン室には補助ペダルがあったのですが、ヤマハ製の補助ペダルで、ペダル位置が合わず、使えなかったのです…