2017年4月26日

≪まごいちピアノ日記 No.020≫ RAMEAU (GP)

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RAMEAU
1972年、フランス
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1961年、経営難に陥ったプレイエルは、エラールとガヴォーの合併会社と合併し、この会社は1971年にドイツのシンメル社に買収されます。
1972年、自国に伝統あるピアノ造りを継承するピアノ産業が無くなることを嘆いたフランス政府は、プレイエル社の技術者及び資本家を迎え、フランス製ピアノメーカーの再生を行います。
そこで誕生したのがラモー社です。

1994年、ラモーは、社名をプレイエル(PLAYEL & Co.)として、また新たにスタートしています。
1972〜1994年の間なので、わずか22年間です。


借りたピアノ
■2015年7月20日 神奈川県相模原市
■機種:RAMEAU 機種不明
■製造番号:不明
■部屋の広さ:広め (10畳くらい?)

お借りしたピアノは、肉厚な音、とても健康的な良い音がしました。
それに加えて、まろやかさがあるので上品でもあり、中低音で和音を弾いた時の重厚感は、なかなかいい感じです。
そして、中低音は音の強さで音色が変わるので、表情をつけやすいです。
旋律と伴奏で音色を変えられるので。
余韻が長いのでペダルが少なめでもしっかり曲になりました。

ちょっと中を覗かせてもらおうと、屋根を全開にしてみると、屋根がとっても重くてびっくり…


そして、神社の鳥居のような朱色のフレームのインパクト!
ロゴや型名、製造番号を探してみましたが、見つけられず…
何年の製造かはわかりませんでした。


鍵盤蓋は、開けた時に手前で折れるタイプでした。
先端折れ鍵盤蓋とか言うそうで、アップライトピアノでたまに見かけます。
アップライトピアノだと、鍵盤蓋に譜面台が付いている場合、鍵盤蓋の先を折れると楽譜を置きやすいのですが、グランドピアノでのメリットはわかりません。


帰りにお店のスタッフさんが、小さなルービックキューブをくださいました。
昨年の発表会の記念品の残りだそうで。

日本ではあまり知られていない、マイナーなメーカーのピアノを大切に使われているお店のスタッフさんは、ピアノや音楽が本当に好きな方が多いです。
そんな方とは、つい話が弾み…
何だか仲良くなって、帰りにお土産をくださることがたまにあるのです。
嬉しいことです。

【まごいち音楽教室】
TEL:080-3130-7057
メール:mago1.klavier@gmail.com