管弦楽は京都市交響楽団、指揮は井上道義さん。
プログラムは、ホルスト:組曲『惑星』op.32、ショスタコーヴィチ:交響曲第12番 ニ短調 op.112「1917年」。
指揮の井上さん、舞台へ出てきて指揮台に立たれるとすぐに演奏が始まりました。
舞台袖の時点で既に音楽が作られているのですね。
映像が見えるかのような色とりどりな演奏。
無駄なものがなく、エネルギッシュ。
2台のハープと2組のティンパニ、チェレスタ、オルガンもあるかなりの大編成なので、もちろん大迫力なのですが、とても繊細な音楽でした。
指揮の振りは個性的ですが、音楽の解釈は正統派だと思います。
音楽だけを聴いたら、まさかあんな指揮が行われているとは思えないでしょう。
ショスタコーヴィチは、指揮の井上さんの得意分野だそうです。
ロシアの音楽って、やっぱりどこか土臭い。
そして、ユーモアが必要なのかな…
最近ではダントツに満足度の高いコンサートでした。