レッスンの中で、ツェルニーのテンポ表示が、鬼のように速いという話になりました。
ツェルニー30番の1番。
テンポ表示は二分音符=100。
これ、相当速いのです。
100×二分音符の長さに入る右手の音の数6個→1分間に弾く右手の音の数600個。
ということは、1秒間に10個の音符を弾くことになります。
30番を練習しているほとんどの人にとって、かなり難しい速さです。
っていう話をしていたら、生徒さんが…
「この曲(ツェルニー30番の1番)って、駅のホームのチャイムみたい」と。
確かに~!
狭い音域で無機質に同じ音型を繰り返す感じ。
どこかの駅で流れていそうです。
その話をしてから、ツェルニー30番の1番の曲と一緒に、頭の中に電車が出てくるようになってしまいました。
今の時代にツェルニーが生きていたら、ホームのチャイムの音楽の作曲家になっていたかもしれません…