曲は、滋賀県民が大好きな「琵琶湖周航の歌」です。
弾くことになったと持ってきてくれたのは、ピアノソロ用のお洒落なアレンジの楽譜。
ソロで弾くには素敵なアレンジで聞きごたえもあるのですが、伴奏としてはちょっと歌いにくい…
学校の先生は、インターネットで探して、とりあえず出てきた楽譜を生徒に渡したのでしょう。
違う楽譜でも良いのか学校の先生に聞いてもらうと、何でも良いとのことでしたので、伴奏用の楽譜に変えることにしました。
ただ、ローカルな曲のためか、楽譜がなかなかありません。
私も何度か伴奏をしたことがありますが、楽譜なしで弾いていたので持っていません。
先日も伴奏をしたのですが、その時は歌手の方がコード譜を持っていらして、それをいただきました。
生徒さんは、一通りコードのことを勉強したので、コード譜でも弾けなくはありません。
弾き語りに興味があるそうなので、良い機会かもしれません。
家の中を探すと、古い楽譜が2冊ありました。
とっても易しい楽譜で、伴奏もスタンダードな形です。
ただ、ひとつは歌うには低すぎ、もうひとつは歌うには高すぎ…
この楽譜を使うには移調しなければいけません。
コード譜にしても古い楽譜にしても、いずれにしても、楽譜を書く必要があります。
短い曲ですし、やってあげても良いかな?と思いましたが、良い勉強の機会でもありますし、自分でやってみてもらうことにしました。
どれを元に使うかも、生徒さんに任せました。
伴奏譜を移調して弾くことに決めて、翌週。
見事な手書きの伴奏譜が完成されていました。
ミスもなく、縦の線がきっちり揃った美しい楽譜が仕上がっていました。
この生徒さんは、まごいち音楽教室をオープンする前から私の所へ通ってくれている生徒さんです。
今まで、代表して伴奏をしたりすることがなかったので、初めての大役です。
部活や受験の時にも辞めずに長く続けてきたからこそです。
今後、さらにいろんな舞台で演奏することになると思います。
残念ながら、今回の本番の演奏を、私は見ることができませんが、きっと立派に演奏してくれることと思います!