2019年7月7日

≪今週のレッスン Vol.84 7/6≫ 自分の高さに

ピアノは、体全体を使って演奏します。
良い音を出すためには、お尻でしっかりと椅子に座り、足の裏をきちんと床に付け、重心を安定させた状態で演奏することが大切です。
ですから、椅子の高さは重要です。
足の裏が床に着かない場合は、足台(補助台)が必要です。


小さな生徒さんの場合、椅子と足台の高さはこちらで調節しますが、小学生になったら自分で調節してもらっています。

ピアノを弾く時の椅子や足台の高さを気にすることは大事なことです。
レッスンの初めに、椅子の高さは良い?と何度も聞くようにしていたら、どの生徒さんも毎回、弾く前に椅子の高さを確認できるようになりました。
調節したけれど、弾き始めてからやっぱりちょっと高さが違うと思って直す生徒さんもいて、感心します。


弾いている姿勢は気にして見ていますが、生徒さんから「この足台は高すぎる」と言ってくれることも。
身長が伸び、足台や補助ペダルの一番低い位置でも窮屈になってきて、でもまだ床には足の裏が付かない…
そうなったら、アシストスツールに変更です。


アシストスツールは、だいたい身長が130cmを超えたくらいからが使用の目安と言われてています。
今は、小学生の生徒さんのうち4名がアシストスツールを使っています。

椅子や足台の高さはみんな気にしてくれますが、椅子の位置に関してはもう一歩。
置いてある場所のまま弾き始めてしまう生徒さんもいます。
前の生徒さんの座っていた場所のままだと、ピアノとお腹の距離が近過ぎたり遠過ぎたり…
良い音は出ませんし、見た目も美しくありません。

今週のレッスンから、わざと椅子をピアノから遠くに置いています。
自分で適切な位置まで移動させましょう!


【まごいち音楽教室】
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