何パターンか弾いて違いがわかるようになると、弾き方を変えられる子。
食べ物や動物、日常の動作など、何かに例えると、想像して弾けるようになる子。
身体、手や指の物理的な動きを説明すると、理解して弾けるようになる子。
何かをアドバイスする時、同じようなことであっても、生徒さんによって伝え方を変えなければいけません。
手首が鍵盤の下に落ちてしまって、綺麗に弾けない生徒さん。
手首を上げようと言うのですが、なかなか上手くいきません。
小学生の生徒さんですが、とても賢い子なので、丁寧に説明しました。
「鍵盤はどれくらいの重さで沈むと思う?」
10円玉が12枚くらいあったら鍵盤は沈んで、音が鳴ります。
じゃあ、人間の肩から指先までの重さと10円玉12枚、どちらが重い?
絶対に人間の腕の重さの方が重いでしょ?
ということは、腕の重みをきちんと乗せれば楽に音が出るのです。
肩からの重みが全部指先にかかるようにしよう。
そのためには、手首の所が谷形になってはだめなのです。
そう言って、右手の肩から指先までを左手の人差し指でなぞると…
「流しそうめんみたいやな!」と、生徒さん。
そうそう。
「手首が下がっていると、そこで、そうめんが止まってしまうでしょ?」
「ほんまやー!」
結局、食べ物に例えて伝えたのでした…
お知らせ。
夏休みイベント始まるよ~!