発表会で何を弾く?という話をしていた時のこと。
1部は真面目にソロでピアノを演奏するのですが、2部は曲のジャンルも演奏形態も自由です。
「2部の曲は何がいい?流行りの曲とか弾く?」と聞くと「例えばどんな曲?何か弾いて欲しい」と言われました。
ちょうどピアノの近くにあったのは、歌の伴奏を頼まれて先日受け取った「愛にできることはまだあるかい」の楽譜。
映画『天気の子』の主題歌です。
適当にピアノで弾くと喜んでくれ、一緒に歌ってくれました。
「先生、どれくらい練習したん?」と聞かれたので「これくらい練習せんでも初見で弾けるよ」と。
「すごーい!」と、生徒に褒められて喜ぶ先生。
「そのうち、こういうのがすぐに弾けるようになるよ」
「ほんまに?」
そしてパッと明るい顔になり「続けたらいいんやな」と言う生徒さん。
ピアノは、辞めたらそのレベルでストップではありません。
それまでのことが無かったかのようにみるみる弾けなくなってしまいます。
キープするだけでも弾き続けなければいけません。
辞めずに練習を続けた人だけが、自由自在に弾く楽しさを味わえるのです。
練習を続けるのは大変かもしれませんが、先の希望や目標があれば、頑張れるでしょう。
ピアノを弾く楽しさ、ちゃんと伝わったかな?