コンクールに出場すること、賞を獲るのは素晴らしいことです。
私も、予選を通過したり、賞を貰えた時はとても嬉しかったですし、それがまた頑張るモチベーションにもなりました。
ですが、私がレッスンで一番大切にしているのは、賞を獲ることよりも、長く音楽を楽しんでもらえること。
小学生の頃に一緒にピアノを習っていた友達、高校や大学の友達、今ではピアノを弾かなくなってしまった人もたくさんいます。
私が今でもピアノを弾き続けているのは、単純にピアノを弾くのが楽しいから。
そして、良い先生に出会えたからです。
ですから、今でもレッスンに通い続けていますし、上達していくと嬉しい。
私も先生になったからには、習い始めてくれた生徒さんと出来る限り長いお付き合いをしたいと思っています。
毎週のレッスンが、隔週になり、月1回になったとしても、続けてくれると嬉しいです。
そして、もし私から離れてしまったとしても、ピアノを続けて欲しい…
自分の力で音楽を続けていくために、ある程度の基礎は必要です。
正しく楽譜を読めること、自分に合った指使いを考えられること、調性感、和声感、リズム感や表現力…
それから練習の方法。
無理をして難しい曲を仕上げるよりは、生徒さんが今するべきことを見極めて、しっかりと一つずつ積み上げていって欲しいと思っています。
コンクールのために練習するのではなく、練習した結果、コンクールで賞を取れるようになったら、それが最高ですね!