2020年3月21日

≪今週のレッスン Vol.121 3/21≫ 美女と野獣

4月からのレッスンスケジュールを組み終えました。
4月からは月曜日も開講します。
レッスンの空き枠に少し余裕ができましたので、新しい生徒さんお待ちしています!

さて、小学2年生の生徒さんが「美女と野獣」を弾きたいとのこと。
帰りがけにお母様と、その楽譜についてお話していた時のこと。
お母様が「弾きたい曲をレッスンで弾かせてもらえて良いね、私が習っていた時は弾かせてもらえなかったから…」とおっしゃいました。
なるほど、そうかもしれません。


私は、中学生までヤマハ音楽教室に通っていましたので、レッスンで弾く曲はヤマハのテキストに基づいた曲で、基本的にそのテキストを逸れてレッスンするということはありませんでした。
ですが、耳コピで適当にピアノアレンジして弾くことができましたので、特に不満もなく、そんなことを考えたことはありませんでした。

レッスンで弾く曲は流行の曲ではありませんし、別に弾きたいわけではない曲もたくさんあります。
どんどん上達していけば、難しい曲が弾けるようになります。
ピアニストを目指している人や音大に行きたい人にとって、それは大事なことです。
ですが、難しい曲を弾けることが目的ではない人もいるはずです。
どんな人も、ピアノのレッスンに来ている本来の目的は、レッスンの課題曲を仕上げることではなく、弾きたい曲を弾けるようになることのはず。

いつも弾きたい曲ばかりを練習していては、上達するのに効率よくありませんので、普段のレッスンでは、クラシックを基本にスタンダードな教材を使っていますが、たまには、弾きたい曲を弾いて楽しむのも良いと思っています。

ただし、レッスンで弾きたい曲を弾かせてあげられるのは、普段の練習やレッスンをきちんとこなしていってくれるから。
きちんと練習をして来られない生徒さんには、弾きたい曲をレッスンしている余裕がありません…

生徒さんに弾きたい曲ある?と聞くと、流行りの曲やアニメの曲、ゲームの曲など、ちゃんと答えてくれます。
そして、大人の生徒さんになればなるほど、ベートーヴェンやショパンなど、クラシックの曲で答えが返ってくるのが面白いです。
ピアノという楽器を演奏する面白さがわかるのは、ある程度大人にならなければいけないのかもしれませんし、それがわかる人が大人になってもピアノを続けているのかもしれません。

ブランクがある大人の生徒さんは、習い始めるときに初歩からやり直していただいています。
弾きたい曲もあるでしょうが、一度初心に戻られた方が長い目で見れば絶対に上達します。
基礎からきちんとやり直したい大人の生徒さん、大歓迎です!

【まごいち音楽教室】
TEL:080-3130-7057
メール:mago1.klavier@gmail.com