曲の課題を、楽譜に直接書きます。
直してくるところ、気をつけてくるところを、□の箇条書きにしています。
生徒さんは、次のレッスンまでにできるようにして□にチェックしてきます。
この□に全てチェックが入らなければ、その曲は合格できません。
今週、レッスンで楽譜を開くと…
あ、チェックをしていない…
「先生、10秒だけ気を失うわ。」と私が言うと、その間に急いでチェックをしてくれた生徒さん。
見ると、数個の□のうち、いくつかチェックをしていない□があります。
なぜチェックしなかったのか聞くと、出来てないからだそうです。
とても正直です。
そして、私の意図が正しく伝わっていないことに気付きました。
出来るようになったところにチェックをして来ましょう、ではなく、これだけのことを自分で出来たと言えるまで練習してきましょう、という意図で□を書いていました。
いつもと同じように練習をして、出来たか出来なかったか判定するのではなく、チェックできるまで練習をするのです。
ですから、全てをチェックしてレッスンに来るはずなのです。
再度説明して、生徒さんには、私の意図は正しく伝わったようです。
正しく伝えるということは難しいです。
別の生徒さんで、頻繁に□にチェックをするのを毎回忘れる生徒さんがいます。
チェックはしていないけれど、本人は「やってきたで!」と言っていますし、実際きちんと練習できています。
良く弾けているので曲としては合格なのですが、やっぱり、チェックをするのも宿題のうち。
やりましょうと言われたことを出来ないのは困ります。
残念ですが、もう一度宿題。
ついでに、「□にチェックをする」という内容の□を作りました。
生徒さんがチェックをし忘れてくる度に、レッスンの始めに10秒ずつ気を失ったり、記憶を失ったり、探し物をしたり…
健康にレッスンをしたいものです。