2020年7月4日

≪今週のレッスン Vol.136 7/4≫ それをインターネットに聞くの?

毎月月末にコインチャレンジをします。
1曲演奏して、その後、先生からの質問に答えます。
良く出来ていたらコインを貰うことができ、集めたコインでガチャガチャを回したり、好きな物に交換したりすることができます。

演奏のチャンスは1回。
もちろんミスはない方が良いのですが、間違えること自体が悪いことではありません。
音楽の流れがきちんとあり、曲として完成されていれば良いので、間違えても止まらずに最後まで弾くことを目標にしています。

先週のこと。
小学2年生の生徒さん。
決して練習をサボったようには聞こえませんし、いつも間違えているようにも聞こえませんが、あちらこちらに間違いがたくさんある演奏になってしまいました。

「1回目できちんと演奏できるように、そのためにはどうしたら良いか、次のレッスンまでに研究しておいで」と言いました。
すると「えー?無理ー。スマホもパソコンも使えんもん…」と言うのです。
一体何を言っているのかと思いましたが、1回目で確実に弾ける方法をインターネットで検索しようとしているのです。
調べようとする姿勢は大変良いのですが、そんなことが検索で解決するはずありません。
もしかして、今時の子たちは、検索すれば答えが見つかると思っているのでしょうか…

確かに検索をすれば解決方法が見つかったり、手助けになったりすることはよくあります。
便利な時代になりました。
ですが、それも使いよう。

「検索すればヒントはあるかもしれないけれど、それでも明確な答えは見つからないと思うよ。」
「えー!じゃあ、どうしたら良いん?」

自分のことは自分で考えて感じて、行動して、解決する方法を探るしかないのです。
私と生徒さんでは解決する方法は違うかもしれません。
私が気が付いたことはアドバイスはできますが、それが全てではないと思うのです。

そして、今週。
生徒さんが考えてきたことは、3つありました。

弾く前に準備をきちんとする。
練習の時に1回しかないと思って弾く。
本番は、1回だけじゃないと思って弾く(気張りすぎない)。

そう準備していても、上手くいかないのが本番1回。
結局、少しミスがあり、思ったように弾けなかった生徒さんは凹んでいました。
ですが、先週からの課題はきちんとこなしてきた生徒さん。
これからどんどん上手に弾けるようになっていってくれると思います。


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