ピアノの練習をしている時に、あまりに課題がたくさんあると、出来ていないのは一体どこなのか、いくつあるのか、わからなくなることがあります。
そんな時は、満足できない所に細い付箋を貼ります。
貼りだしたら、ここも、ここも…
出来ていないと言っても、場所によってその出来具合は違いますが、とりあえず少しでも満足いかなければ貼ってみます。
そして、そこを練習。
この付箋、どんどん少なくなっていくはずですが、なかなか減りません。
減るどころか、練習をすればするほど、いろんなところが気になってきて、増えていったりもするのです。
先日、楽譜を開いたら、付箋の半分が千切れ落ちました…
そろそろ弾けるでしょ?ってこと?
いやまだ弾けていないんだけど!と、貼り直し。
その後、ふっと思い浮かんだこと。
もしかして?
付箋があるから弾けないのかもしれない…
何だか失敗するところの目印のようになってきてしまっているような気がしました。
通して弾いている時にも、もう少しで弾けないところが来るぞーという警告を先に出されて、それにビビって案の定失敗する…
それで、今度は、全部取ってしまいました。
相当に練習したし、弾ける!と思い込んで弾けば、弾けるのではないだろうか…
元々は、重点的に練習する所をはっきりさせるために、明日に持ち越すところの目印に、付箋を貼り始めたのです。
苦手な所に貼ったのではありませんでした。
付箋をどこに貼ったか、それが記憶に残らないうちに、早く取らなきゃ!