2021年3月23日

ダリ展ショック!

三重県立美術館で『ショック・オブ・ダリ-サルバドール・ダリと日本の前衛』を観てきました。



ダリの作品で囲まれた展示室。
独特な世界。
これは面白い!


…と、観ていたのに、第2展示室から様子が変わります。

ダリの作品はどこ?
日本でダリが紹介された当時の資料が展示されています。

その次の展示室からは、ダリに影響を受けた日本人画家たちの作品。
私は、絵画も音楽も、日本人の前衛的な作品が好きではないので、だんだん下がっていくテンション…
日本人の作品も素晴らしいのは良く良くわかる。
けれど、私が観たいのは、これじゃない。

チラシをきちんと見なさい。


タイトルに「~と日本の前衛」って書いてるでしょ!
(小さいけど)

でもよ?
ボリューム的にダリよりもその他の作品の方が多いし、やっぱり何だか騙された気分。
「ダリ」に釣られて、まんまと観に来た私…

多くの展覧会は、一番の目玉作品が最後にあって、それに到達するように遠いところから順番に展示されているのに。
最初にダリを堪能した後の、この尻すぼみ感。

ダリの作品は、やっぱり面白かったです。
潜在意識をえぐられるような作品。
見れば見るほど、わかるようなわからないような。
脳みそが疲弊します。


「シュルレアリスム」とか「ダブルイメージ」とかの言葉に引っ張られがちですが、それより何より前提として、凄い技術。
伝えたいことがあるだけではなく、それを的確に伝えられる画力。

髭シール、展示室の入り口に置いていて、1人1枚いただくことができました。
スタッフさんは「マスクに貼ったり」とおっしゃいまいしたが、そんなの勿体ないですね。
何種類かあったので、一番ダリっぽいと思った物をいただいてきました。


【まごいち音楽教室】
TEL:080-3130-7057
メール:mago1.klavier@gmail.com