小学生の頃は、1つ上のお姉さんと2人で通ってくれていました。
中学生になるタイミングで、お姉さんはレッスンを卒業されましたが、妹さんはずっと続けてきました。
もともと他の先生から引き継いだ生徒さんで、お家で練習する習慣がなく、ほとんど練習せずにレッスンに来ることが度々ありました。
ですから、テキストも思うように進まず、苦労しました。
進み具合はゆったり、楽譜を読むのにも時間がかかるし、ややこしいリズムは1人で読めないし…
それでも、続けるということはすごいことで、いつの間にか、人並みのスピードで楽譜を読めるようになり、リズムに困ることもなくなりました。
小さい頃に基礎の積み重ねができなかった分、演奏技術はおぼつかないところがありますが、それでも、弾きたいと思った曲を充分弾けるくらいになりました。
好きで弾いているだけあって、とても素敵に弾いてくれます。
そして、今では、コードネームも読めるようになりましたし、簡単な耳コピもできます。
お喋りが楽しくて、レッスン後に話していると、うっかり外が真っ暗なんてことも。
アニメの曲やボカロの曲、私が知らない曲をたくさん教えてもらいました。
小学生の頃から長く通ってくれていたので、レッスンで会えないのはとても寂しいですが、大学生になってもピアノを弾き続けてくれるようなので、これからも応援しています。
わからないことがあったらいつでも連絡してくれていいからね！
最後のレッスンの日、レッスンが終わる時間に、お姉さんが顔を出してくれました。
お姉さんも、たまに「借りぐらしのアリエッティ」を弾いているそうです。
小学生の高学年の頃に、ジブリの楽譜を弾いていたのを思い出しました。
とても嬉しいことです。
気がつけば、3人で1時間近く喋っていました。
永遠に喋っていられそう…
お二人から、綺麗なお花をいただきました。
きっと私に合わせてお花の色味を選んでくださったのでしょう。
可愛いピンク色の花の中に、濃い紫色のかすみ草がありました。
さすが長く通ってくれた生徒さんです。
それに、お洒落なプレゼントまで。
ありがとうね。
さて、別れだけでなく、嬉しい出会いもありました。
小学生の女の子のレッスンが始まりました。
とても可愛く、お行儀の良い女の子。
楽譜の理解が早く、美しい音で弾きます。
翌週はレガートで弾けるようにレッスンしよう…と思っていたら、すでにレガートが出来るようになっていました。
将来が楽しみな生徒さんです。
それから、お引越しされる生徒さんが二人。
1人は車で1時間ほどかかる2つ隣の市へ、もう1人は県外へのお引越しで、車で2時間かかります。
レッスンはどうされるか心配しましたが、続けて通ってくださることになり、本当に感謝です。
近くない所から時間をかけて通ってくださっている生徒さんがたくさんいらっしゃいます。
本当にありがたいことです。
近いから、安いから…という理由よりも、先生に会いたいからレッスンに行きたい！
そう思ってもらえるピアノの先生を目指したいです。
