生徒さんから気付かされること、学ばせてもらうことが、たくさんあります。
ピアノのことはもちろん、考え方や行動も、そうです。
先日、レッスンで、パン屋さんの話になりました。
私は、学生の頃にパン屋さんでアルバイトをしたいと思ったことがあります。
パンにはJANコードが付いていませんので、レジを打つには、パンの名前を覚えて、値段も覚えて…
でも、せっかく覚えても他のパン屋さんへ転職したら、またイチから覚えることになるのです。
覚えたことが、そのパン屋さんでしか使えない。
それが、その時の私には凄く価値のないことに思えて、結局パン屋さんでアルバイトをすることはありませんでした。
という話を生徒さんにしたところ…
「え、パンの値段覚えるだけでお金貰えるんやったら、めっちゃラクやん！」という生徒さん。
確かに…
そう言われれば、そうですよね。
レッスンでは、生徒さんの良い所をたくさん見つけようと意識して探しますが、自分のことになると、ついついマイナス面ばかり見えてきてしまいます。
生徒さんを見習って、いろんな見方ができるようにならなければいけないですね。
ただ、仕事というのはそんなに単純なものではなくて、パンの値段を覚えるだけでお金を貰えるわけではないんですけれどね…
