2021年8月14日

≪今週のレッスン Vol.193 8/14≫ 眼鏡の隙間

大人の方のレッスン。
弾いていらっしゃる姿を見ていると、頭が頻繁に上下に動きます。
楽譜を見たり、鍵盤を見たり、とにかく頭が上下に忙しいのです。

なぜそんなことになる?

考えながら見ていると、一つの原因を見つけました。

眼鏡です!

楽譜を見たいし、鍵盤も見ないと弾けない…
そんな時、眼鏡をかけていない人は、顔は動かさずに目玉だけを動かします。
ですが、眼鏡をかけていると、真正面の楽譜を見た状態の頭のまま目だけ動かして鍵盤を見ると、視界が眼鏡から出てしまうのです。
だから、鍵盤を見るために、眼鏡も鍵盤の方を見なければいけなくなり、顔全体が忙しく上下するのです。

グランドピアノでは、譜面台が高くて鍵盤と距離があるので、尚更忙しい…

隣同士の鍵盤を1音ずつ見て確認するのは、さすがに心配しすぎです。
そんなに見なくても絶対に弾けます。

練習を重ねていけば、手の感覚は体に入っていくので、そのうち手を殆ど見なくても弾けるようになるでしょう。

私も視力は良くなく、眼鏡を使うことがあります。
ですが、ピアノを弾く時は殆ど使いませんので、気付きもしなかったですし、考えたこともありませんでした。
人それぞれ、いろいろ困ることがあるものですね…

眼鏡をかけた状態の顔の動かし方のアドバイスは私にはできませんが、早く鍵盤を見ずに弾けるようになってもらえるようにアドバイスをしていこうと思います。


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