2021年10月9日

≪今週のレッスン Vol.201 10/9≫ ドかシか

「みんなのオルガン・ピアノの本」の3巻に「たのしい日」という曲があります。
ハ長調の曲。
左手の伴奏は、ドーソー ドーソー の繰り返し。
Ⅴの和音の時は、シーソー。

曲の終わりから2小節目は、シーソーなのですが、どうしてもそこをドーソーで弾く生徒さん。
ドミナントからトニックに移動してきれいに終わるのが私には自然に聞こえるのですが、生徒さんはそうでないようです。


この小節はⅤの和音なので、右手のミの音は非和声音です。
シファソと一緒にミを鳴らせば濁ります。
ですから、ミの右手の下でシの音を鳴らすのに違和感を感じる生徒さんは、きちんとした和声感覚の持ち主だとも言えます。

いくら生徒さんがドミソの方が良いと言っても、楽譜を書き換えることができないのが音楽の難しいところ。

どうしてもドの音が良いのだという強い気持ちが生徒さんにあるのなら、どうするか一緒に考えてみても良いのですが、残念ながらそこまでの気持ちは伝わって来ず…
左手の伴奏がずっとドソドソの繰り返しなので惰性でドを弾いてしまって、間違った音が耳に馴染んでしまって、ドを弾いているように聞こえてしまうのです。

音楽ですから、人それぞれ感じることは違うと思います。
楽譜に書いてあることに反論するというのは、とても勇気のいること。
自分の意見や思いをきちんと伝えられる生徒さんは立派です。

大きくなったら、ここの弾き方があーだこーだ…と語り合える日が来るのでしょうか。
そうなったら素敵ですね。

とりあえず、この曲は楽譜通りに弾きましょう。

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