2021年10月23日

≪今週のレッスンVol.203 10/23≫ 「言われたことをする」から「言われる前にする」

小学生の生徒さん。
感覚で弾けるタイプではなく、努力家タイプ。
宿題や練習をとても真面目にやってきます。
一生懸命に練習をするので、どんな曲もきちんと仕上げることができます。
そして、レッスンはとてもスムーズに進んでいます。

ここを直して来ましょうと言ったことを必ず直して来ます。
「直して来ましょう」と言われる箇所が、他の生徒さんと比べると倍ほどの数あることもあります。
でも、それらを書き出してきちんと伝えると、次のレッスンではほとんどがきちんと直っています。
ですから、合格の丸をする時は、誰と比べても引けをとらないくらい良く弾けていています。

そろそろ次の課題は、言われる前に自分で気付いて練習すること。
何か言われたら、そこだけを直すのではなく、他の部分、他の曲にも持って行って欲しいのです。

それは、この生徒さんだけではありません。

何調?何拍子?
弾く前に必ず確認しなければいけないことですが、きちんとできていますか?

メロディと伴奏のバランス…
ひとつのフレーズが終わったら、次のフレーズは新しく弾く…
終わり方はどうする?


1から10まで先生のアドバイスを頼りにするのではなく、どうすれば自分一人で仕上げられるかを考えて練習をしてみて欲しいです。
難しいことですが、大切なことだと思います。
きっと、ピアノだけでなく、人生において大切なことだと思います…

【まごいち音楽教室】
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