綺麗に並んだ2台のピアノ。
炎天下の中、ガタガタとトラックで運ばれてきたピアノ。
当たり前ですが、とても調子が良くありません。
ピッチは狂い、音が出るタイミングもバラバラ。
ダンパーペダルも何だか緩々。
いつまでも止音されないソの音…
ダンパーペダルは、わからないなりに適当にネジを回してみましたが、さすがに内部機構までは触れません。
調律師さんは、出荷前にハンマーにたくさん針を刺して整音しておいてくださったのでしょう。
柔らかすぎるハンマーからは、柔らかすぎる音が出てきます。
母は耳が詰まったのかと自分の耳を心配し、生徒には鼻づまりみたいな音と言われ、大不評…
確かに私が弾いても、ぼんやりとしていてなかなかストレスの溜まる音です。
力のない生徒さんが弾けば、全然音が出ません。
でも、これが完成形ではありませんから、安心してください!
たくさんピアノを弾いて音を作っていくのです。
ハンマーも固くなっていきますし、ピアノの本体もうちの環境に馴染んでいきます。
もちろん、調律師さんにお願いして調整していただかなくてはいけないところはたくさんあります。
ペダルに付いていたビニール袋。
取るのを忘れていて、生徒さんから「取らんの?」と言われ、「今レッスン中やし終わったら取っとくわ」と言いながら、レッスンが終わったらすっかり忘れ…
それを1週間繰り返していたところ、遊びに来た姪っ子があっという間に取ってくれていました。
ありがとう。