2023年1月14日

≪今週のレッスン Vol.265 1/14≫ 管楽器ならそうはならない

ベートーヴェンのピアノソナタを弾いている生徒さん。
ちょっとペダルが多くない?
無くても良いんじゃない?と思うところで踏んでいて、濁っているところがあります。

初期のソナタなので、基本的にはペダルは最小限が良いと思います。
ペダルは演奏者の解釈と好みで踏むことが多く、楽譜の指示もあったり無かったり、書かれていても曖昧だったりします。
ベートーヴェンはペダルを踏みすぎないように。
私も気をつけているつもりですが、それでもいつの間にか踏みすぎてしまっていることも多いです。
自分の演奏ではなかなか気が付けないですが、他人の演奏ならすぐに違和感を感じます。
レッスンをしながら演奏をたくさん聴かせていただいて、考えさせてもらっています。

なぜ濁らないようにしなければならないか。
時代や曲の作り方、楽器のことなどいろいろ考えることはあります。

ベートーヴェンのソナタはオーケストレーションしなさいと良く言われます。
この旋律は、どの楽器が担当するか。
弦楽器なのか管楽器なのか、複数で演奏するのかソロなのか…


一つの旋律を管楽器のソロで演奏するなら、前の音に次の音が被ることはあり得ません。
音が重なるということは、一度に一つの音しか出せない管楽器では起こり得ないことです。

ピアノでは簡単に音を重ねることができます。
手の使い方、ペダルの踏み方。
ピアノの特徴でもありますし、危ういところでもあります。
どういう弾き方をしたいのかという考えや解釈の問題と、聴き方の問題だと思います。

曲や状況によっては、あえて濁らせることもありますし、どうしても濁ってしまうこともあるかもしれません。
「管楽器なら音が重ならないからペダルが濁ってはいけない」というのが全てではありませんが、いろんなことを考えて自分の弾き方を決めていきたいです。

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