2023年2月11日

≪今週のレッスン Vol.269 2/11≫ 大人スタイルレッスン

小学校6年生の生徒さん。
春から中学生になります。

今までは、気を付けることや宿題を私が楽譜に書き込んだりしていましたが、そろそろ自分で楽譜に書き込んでいただきましょう。

ピアノは二台あります。
生徒さんのピアノは右側。
私のピアノは左側。


1台に1人ずつ座って、言葉と音で伝えるレッスンです。
生徒さんの楽譜に私が書き込みに行くような事はありませんし、楽譜の場所を示す時は、小節数を伝えるか音で伝えることになります。
生徒さんは、譜面台の上に鉛筆を置いておき、メモをする必要があれば自分で書きます。

生徒さんの楽譜に指を差しに行くことはほとんどなくなりました。

1年生の時から始めてくれている生徒さんが6年生。
立派にレッスンを受けるようになりました。
お稽古のピアノの弾き方から、最近はピアノ弾きの弾き方に変わっています。

ありがたいことに私の教室では、たくさんの生徒さんが辞めることなく順調に続けていてくれています。
中学生になれば、勉強や部活動など今まで以上に忙しくなると思いますが、せっかく今これだけ弾けるのですから、ピアノも辞めずに続けていって欲しいです。

練習はもちろん大切です。
忙しくなって練習が思うようにできなくなるかもしれません。
ですが、もし将来ピアノが弾ける大人になれるといいなと思う気持ちがあれば、練習が出来ないからという理由で辞めてしまうのでなく、まずは続けることを一番の目標にしても良いかと思います。
ずっとそれでは困りますが、細々とでも続けておいて、時間ができた時や優先順位が上がってきた時に、またたくさん練習すれば良いです。

「一度辞めてまた弾きたくなったらレッスンを再開する」という考え方は、少し勿体ないかもしれません。
ピアノは、辞めてしまったら、今の状態をキープできるわけではなく、どんどんゼロに近づいていってしまうからです。

子どもの時に弾いていて、ブランクのある大人の方から聞いたことがありますが、体も手も成長した大人が弾くピアノは、子どもの頃と全く感覚の違うものだそうです。

さて、今まで私がいろいろと書き込んだりメモをしていた楽譜。
自分で書き込んで帰りましょうと伝えても、なかなかできない生徒さんもいます…

黒板の板書と同じですね。
先生の黒板を写していれば良かった小学生から、黒板に書かれたこと以外でも必要なことは自分で書いておく中学生へ。
楽譜への書き込みもそのうち慣れていくのでしょうが、音を読み間違えているところ印した?と心配になってしまいます…

【まごいち音楽教室】
TEL:080-3130-7057
メール:mago1.klavier@gmail.com