2023年2月25日

≪今週のレッスン Vol.271 2/25≫ 新しいブルクミュラーを…

レッスンで使う楽譜を用意していただく時に、ご家族の方が昔使っていた物でもいいですかと聞いてくださることがたまにあります。
基本的に楽譜は1人1冊持つもので、誰かと共有したり誰かが使っていたものを譲り受けて使ったりはしません。

楽譜に書き込まれていることは、その人専用にアドバイスされたことです。
そこにレッスンで新たな書き込みを付け足すと、一見矛盾しているようなことが起こったり、どれが自分が気をつけるべきことなのかわからなくなったりして、混乱してしまいます。
それに、何も書かれていない状態から、自分で楽譜を読み込んで曲を作っていくことも大切な勉強の1つです。

先日、生徒さんのお母様から、お母様のお下がりを使えないかというご相談がありました。

輸入楽譜など高額な楽譜もありますが、1冊ずつは飛び抜けて大きな金額ではありません。
きちんと練習をしてレッスンを受ければ、購入した金額以上のものを身に付けることができます。
ただ、小さな1冊ずつも積み重なれば大きな金額になっていくのも確かです。
もし使えるものであればと思って、一度持ってきていただくように伝えました。

さて、新しく用意していただく楽譜は、『ハノン』と『ブルクミュラー25の練習曲』です。
ハノンは全音楽譜出版社のものを指定させていただきました。
ブルクミュラーはいろんな出版社から出ているので、楽譜屋さんに行って実際に中身を見ていただき、好きなものを買っていただくようにお願いしました。
もし迷ったら、全音楽譜出版社です。

翌週、生徒さんが楽譜を持ってきました。
お母様が使っていらっしゃったというハノンは、ほぼ書き込みもなく、少しあった書き込みは丁寧に消してくださっていて、きれいな楽譜でした。
ハノンは、読み込んで分析をしたり表現しましょうという内容のものではないので、これを使っていただくことにしました。

そしてもう1冊のブルクミュラー。
これはお母さんの方から、新しいのを買いますとおっしゃってくださいました。
楽譜屋さんで見てくださったところ、お母様の楽譜と今の楽譜では、曲のタイトルも違っているし楽譜の中身がたくさん変わっていて、新しく買わなくてはダメだと思われたとのこと。


このお母さんはとてもよくわかってくださっています。

楽譜は更新されていくもので、研究の結果や考え方の変化などで変わっていくことがいっぱいあります。
アーティキュレーションの小さな違いはもちろんですし、ペダルの指示、音が違うということも珍しいことではありません。



一番良いのは、何冊も楽譜を持っていて、変わり様を自分で確かめながら理解して勉強することです。
1冊しか持たないなら、最新の楽譜が良いでしょう。



練習したりレッスンを受けたりするのに、他の人の書き込みがある楽譜や古い情報の楽譜を使うのはおススメできません。
ですが、今回、お母さまからのハノンが問題なく使える状態だったのは良かったです。
お母様からいただいた楽譜を大切に使って練習をしてくださいね。
そして、音楽でお返しをしましょう!

【まごいち音楽教室】
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