レッスンが始まり、立ち話。
やたらと私を見てくる生徒さん。
眉毛やおでこのあたりを見られているような気がします。
何か付いてますか？
すると「先生、背抜いたかも。」と小学生の生徒さん。
確かにー！
抜かれてる！
身長は生徒さんのが高いですし、もしかしたら手も生徒さんの方が大きいかもしれません。
「そろそろオクターブが届くようになった？」という話をすると、鍵盤の上で手を全力で開いてくれる生徒さんたち。
あと少しでオクターブに届きそうな生徒さんもいますし、もう少しでオクターブを超えて10度に届きそうな生徒さんもいます。
私は、曲の中では1オクターブが限度、9度は場合によっては使えるくらいなので、すごく羨ましいです。
それでも、1オクターブのフレーズを私の方が楽に美しく弾けるのは、今までピアノを弾いてきた時間の違いだと思います。
届くだけでは弾けません。
いくら1オクターブが余裕で届いても、モーツァルトのトルコ行進曲のオクターブのフレーズをきちんと弾ける小学生の生徒さんは少ないです。
背の高さや手の大きさは抜かれても、ピアノは抜かれないように。
私も勉強や練習をして伸び続けるのです！
