発表会に向けて曲選びを始めました。
どの生徒さんに何の曲をすすめるか考える時間は、とても楽しいです。
「これどう？」と曲を少し弾いて、生徒さんに聞いて貰います。
「う～ん…」という反応をしたり「嫌い」とバッサリ切り捨てられたり、「好きー！」「それ弾きたい！」と言ってくれたりします。
ある生徒さんは「好きやったら高い音を弾いて、あんまりやったら低い音を弾くわ！」と、ピアノの音の高さで好き嫌いを示してくれました。
レッスンの終わりに生徒さんにすすめていた曲を、次のレッスンを待っている生徒さんが「それ弾きたい！」と言ってくれたり…
生徒さんには言いませんが、この曲は生徒さんの良さを発揮できるから弾いてくれたら嬉しいな～と思っている曲に良い反応を貰えないと、少し残念。
いつも活発な子なので明るくてはっきりした曲をオススメすると、どれも首を横に振られるので、真逆の落ち着いたキレイ系の曲を弾いてみると、好きと言ってくれたり…
普段の様子で曲の好みまで勝手に決めつけてしまってはいけません。
まだまだ理解不足だな…と反省します。
選ばれる見込みがない曲は省いて、3～4曲をお家でもう一度聞いてくるように宿題にしました。
YouTubeでたくさんの演奏が気軽に聞けるようになり便利になりました。
YouTubeの演奏が全てだと思ってもらうと困るのですが、便利な物は使っていくべきです。
同年代の上手な子が演奏しているのを見るのも、刺激になるでしょう。
さて、今週、聞いてきた感想を見せていただきました。
感想の他に、好きか嫌いか、そして弾きたいか弾きたくないかを、□の中にチェックしてもらっています。
「好き」で「弾きたい」、「嫌い」で「弾きたくない」はよくわかるのですが、「好き」だけど「弾きたくない」という曲がある生徒さんが案外多いです。
聞くのと弾くのは別ということでしょうか。
ある生徒さん、4曲候補を出していたうちの1曲に「好き」と「弾きたい」の両方にチェックがありました。
素敵な曲です。
この曲にする？と決めました。
楽譜を見せていると、生徒さんがボソッと「これなら弾けそう」と。
ん？もしかして本当に弾きたい曲は他にあるの？
「一番好きな曲はどれ？」と聞くと、候補の中から違う曲をあげてくれました。
好きだけれど難しそうだと言います。
確かに聞き映えのする曲なので、難しそうに聞こえるかもしれませんが、生徒さんなら絶対にかっこ良く弾けます。
どの生徒さんにも、きちんと曲のレベルは考えていますので、練習をすれば弾ける曲を候補にしています。
普段のレッスンの曲よりも少し背伸びが必要かもしれませんが、絶対に弾ける曲です。
こっちにする？絶対弾けるから！と言うと、喜んでくれました。
たまたまこの生徒さんは言ってくれたので良かったですが、もしかしたら遠慮したりしている生徒さんがいるのかな…
次のレッスンでもう一度みんなに聞いてみようと思います。
「好き」だけど「弾きたくない」になるのは、難しそうだからということなのかもしれません…
