両手とも1オクターブ高いところで弾いている生徒さん。
高さ以外は完璧…
ドなら、どの鍵盤のドでも良いわけではありません。
違う鍵盤ということは、高さが違うということ。
どの高さの音を弾くのか、楽譜にきちんと指示があります。
音の高さに無頓着な生徒さん。
ドレミはきちんと読むし、弾いたら美しく弾くのに…
楽譜の場所と鍵盤の場所。
そして、聞こえてくる音。
目と手、耳の感覚を正しく繋げる必要があります。
その音が何の音かが読めていなくても、だいたいの高さで自然と手が鍵盤のその辺りにいくようになって欲しい。
鍵盤のどこでどれくらいの高さの音が出るのか、感覚を掴んで欲しい。
お家での練習で、1週間ずっと間違えていたのなら、楽譜の読み方の問題です。
もし、きちんと正しい高さで弾いていたのにレッスンの時に間違えたのであれば、それは音を聞いた瞬間にいつもと何か違うと感じるべきです。
弾き始める前に気づくべきですが、音が出て違和感を感じて直す生徒さんもいます。
実は私も、子どもの頃は高さがよくわからなくなっていました。
楽譜を読んで弾く場合は全く問題ないのですが、聴音の時によく1オクターブ聞き違えていました。
真似して弾くときにオクターブ高く弾いてしまったり、楽譜に書き取る時にオクターブ高く書いてしまったり…
まさに、目と手と耳が一致していなかったのだと思います。
今ではそんなことはありません。
いつから高さをきちんと取れるようになったのか、どう解決したのか、自分のことなのにわかりませんが、まずは自覚することが大切かもしれません。